PEOPLE

海上職

航海士(陸上勤務)

ドライバルク輸送品質グループ・海外ドライバルクグループ(取材時)
2010年入社

入社理由

大学時代に国際経済を学ぶ中で、物流が経済発展の一要素であることを知り、国際物流の根幹である海運に携わってみたいと考えるようになりました。日本郵船は、日本だけでなく世界の海運業界の中で存在感を発揮している企業であり、海運企業であれば日本郵船で働きたいと自然に考えるようになりました。 自社養成コースはセミナー参加の際に初めて知りましたので、当初は自分が海上で働くことは全く想像できませんでしたが、次第に自分の人生の中で大きな挑戦をしてみたいという気持ちが芽生え、志望するに至りました。バックグラウンドが異なる自分が海上職として馴染めるかという点は不安でしたが、海上職の方と交流できる機会があり、その場でその不安は解消されました。 また、就職活動では陸上・海上問わず様々な社員の方々と話すことが出来、社員一人一人にフェアネスを重んじる社風を感じて志望度が高まっていきました。

仕事内容

現在は陸上勤務で、ドライバルク輸送品質グループと海外ドライバルクグループを兼任しています。前者は石炭や鉄鉱石などのばら積み船の安全・環境対策や運航品質向上が主な業務です。具体的には事故防止、環境対策、運航ノウハウの蓄積、荷役管理のために運航・営業部署と協力して業務に当たっています。後者は営業と運航を担当する部署で、直接顧客とのやり取りを行ったり、船と連絡を取り合って運航の指示を出したり海技的なサポートを行っています。普段は東京で勤務していますが、船舶や港の現場、海外の顧客を訪問することもあります。運航業務は世界中で運航している船を相手にしているため日夜対応を求められる業務です。収支を計算する仕事もあれば、緊急時の技術対応が必要となる仕事もあり、幅広い知識と経験が求められます。

航海士としてやりがいを感じる瞬間

最も緊張する瞬間は出入港や荷役作業時ですね。船は港に出入りする際に、最も大きなリスクを抱えます。出入港では他船や危険な地形を避けながら、神経を集中し、クルー一丸となって安全に港まで航行します。また着岸時や離岸時の作業は危険が伴うため、万が一にも事故が起きないように最大限の注意を払い、さらに荷役作業時には積み荷と船にダメージが発生しないように気を払う必要もあります。港での滞在期間は、長くても3日間、短いと半日ほどしかなく、この短期間に荷役を完了する必要があり、これらの作業を無事に終えて出港した後は安堵感と共に、大きな達成感を得られます。

自分を成長させた仕事

前回の乗船時は一等航海士として乗船し、甲板部のクルーを指揮する機会に恵まれました。二等航海士までは自分の仕事にのみ責任を負っていましたが、一等航海士は甲板部全体の責任を負わなければなりません。人の動きに気を配り、指示を与え、必要な助言を行うことは大きな経験でした。船体の整備や貨物の積載についても担当し、より多くのことを学びながら仕事に当たることができました。正直言って、大変な仕事が多かったですが、その経験が今では自信となり、今の部署での仕事のベースとなっていると感じています。

今後成し遂げたいこと

海上社員として、船長として船を預かり指揮することがまず一番の目標です。そのためには、海上と陸上での経験をさらに積む必要があると感じています。また、その経験を活かし、何か日本郵船で新しい試みを形にしたいとも考えています。日本郵船には社員一人ひとりがチャレンジできる文化があります。これまでもさまざまなアイデアが形となり、それらが今の日本郵船の財産となっています。その歩みを自分も担うことができれば、と思います。

CAREER STEP

2010年4月~2012年6月

人事グループ

神戸港で半年間、研修生としてグループ会社で勤務。その後、海技大学校での座学と実習を経て、免許を取得

2012年7月~2015年5月

海上勤務

三等航海士として、LNG船や自動車船などに乗船

2015年5月~2015年9月

人事グループ

陸上業務員として、短期間採用業務に携わる

2015年9月~2018年9月

海上勤務

バルカー船、コンテナ船、VLCC、重量物船などに乗船する。三等航海士から、二等航海士を経て、最後は一等航海士として乗船

2018年10月~2019年4月

デジタライゼーショングループ

社内新規プロジェクトである、電子通貨プラットフォーム「MarCoPay」の事業会社の立ち上げ業務を行う

2019年5月~現在

ドライバルク輸送品質グループ・海外ドライバルクグループ

INTERVIEW

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機関士(海上勤務)

二等機関士(現在銀河丸三等機関士)
2014年入社

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2012年入社