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三菱商事向けLNG船「Diamond Gas Metropolis」が竣工

米国キャメロンLNGプロジェクトに従事

11月3日、当社と三菱商事株式会社(以下「三菱商事」)が共同保有(注1)する新造液化天然ガス(LNG)運搬船「Diamond Gas Metropolis (ダイヤモンド・ガス・メトロポリス)」(以下「本船」)が現代三湖重工業(韓国)にて竣工しました。

本船は、当社および三菱商事がDiamond Gas International Pte. Ltd. (注2)と約18年間にわたる長期定期用船契約を締結しているLNG運搬船であり、当社グループの船舶管理のもと、米国ルイジアナ州で当社と三菱商事が共同参画するキャメロンLNGプロジェクトのLNG輸送などに従事します。

本船には燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」(注3)や余剰ボイルオフガスを再度液化してカーゴタンクに戻すことが可能な再液化装置を搭載しています。カーゴタンクは容量174,000立方メートルのメンブレン型で、優れた防熱性能をもつタンク方式(注4)を採用することで効率的で経済的な運航を実現します。

当社は、中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”で策定した事業戦略に基づき、長期契約などの運賃安定型事業を積み上げるとともに、今後も環境負荷の低いLNGの安定供給に貢献します。

<本船概要>
(1)全長 : 297.00メートル
(2)全幅 : 46.40メートル
(3)総トン数 : 117,564トン
(4)主機関 : X-DF
(5)積載容量: 174,000m3
(6)造船所 :現代三湖重工業(韓国)
(7)船籍 :バハマ

(注1)LNG船の保有とLNG輸送を目的として、2018年にバハマで合弁会社Diamond LNG Shipping 4 Ltd.を設立。
出資比率は三菱商事50%、当社50%。
(注2)シンガポールに本社を置く三菱商事の100% 子会社。
(注3)WinGD社の燃料消費効率に優れた低速ディーゼルエンジン。
(注4)GTT Mark III Flex cargo containment systemと呼ばれるGazTransport & Technigaz(GTT)社が開発した、ボイルオフ率を低く抑えること
が可能な防熱材を備えるタンク方式。

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