NYKグループの新型コロナウイルス感染症対策への取り組み

今般、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の早期回復と一日も早い感染の終息を心よりお祈り申し上げます。
NYKグループの各社では、世界で新型コロナウイルス感染症拡大による大きな影響が出ている中、世界の物流とライフラインを支える当社グループの社会的使命を再認識し、安定的な事業運営の継続に必要な施策を実施しています。
各国の緊急事態宣言終息後も、お客さまや取引先の皆様とこの困難を乗り越えるべく、感染防止や従業員への安全確保に最大点配慮しつつ、新型コロナウイルスとの共存を前提に施策を講じていきます。

NYKグループの取り組み

船上

WHO等の感染拡大防止指針を元に、船員の健康管理を徹底

 日本郵船では、WHOその他の指針を参考にした感染拡大防止策を策定し、運航本船に指示・徹底しています。


  • ・手洗いうがいの徹底。
    ・すべての船員に一日2回の検温を実施。
    ・マスク等の保護具の着用。
    ・Social distancingの確保。
    ・船内のアルコール消毒を実施。
    ・水先案内人を含む部外者が船内に入る際、入り口で検温を実施。
    ・外部との接触を最小限に抑える目的で、陸上技師による機器メンテナンス等、不要不急の訪船作業を自粛。

船員の乗船前には、14日間の自主隔離を実施し、船員交代のための移動時には、Social distancingの確保、保護具の着用を徹底し、船内へウイルスを持ち込むリスクを最大限に減らす対策を取っています。

詳しくは、以下の動画をご覧ください。

船上での感染者発生時対応ガイドラインを策定

日本郵船では、米国疾病予防センター(CDC)に通じたコンサルタントからのアドバイスをもとに、船上での感染者発生時の対応ガイドラインを策定し、運航本船に指示・徹底しています。


  • ・「感染疑い」の識別
    ・感染疑いのある者の隔離
    ・世話役は保護具の着用
    ・寄港地の衛生当局に通報
    ・船内の濃厚接触者の特定及び自室での隔離
    ・船内の除染 等

船員交代問題に関し、国際機関へ積極的に働きかけ

新型コロナウイルス感染症拡大により各国が人の移動に制限を掛けている事で、船員の交代が滞ってしまうという問題が発生しております。
通常、貨物船の船員は3~6か月毎に乗船勤務・休暇取得を繰り返しますが、その交代時には乗下船する船が寄港する不特定の国に母国から移動しています。現在はこの移動が行えないため、乗船中の船員は就業期間を延長、休暇中の船員は自宅待機を継続しています。心身の健康維持、雇用継続の為には定期的な交代は必須で、このサイクルが崩れる事は我々のライフラインである国際海上輸送にも大きな支障が出てくることになります。
日本郵船は、IMO(国際海事機関)による船員交代の枠組み策定における日本案提出にあたり、船主協会内に立ち上がっているタスクフォースメンバーとして参画。感染リスクを低減するためにどのように実施するべきか、積極的な提言を行っています。

物流倉庫、コンテナ・航空ターミナル

倉庫・物流スタッフの健康管理、施設内の定期消毒の実施

NYKグループの国内物流倉庫、コンテナ・航空ターミナル拠点では、各グループ会社における方針に従いながら、従業員及びトラック運転手のマスク着用義務付け、施設入室時の検温・消毒の義務化、時差出勤や現場事務所内での分散業務体制などの対策を実施しています。

各拠点での対策実施例

・ 倉庫・ターミナル従業員及びトラック運転手のマスク着用義務付け
・ 施設入室時の検温・消毒の義務化
・ 時差出勤や現場事務所内での分散業務体制
・ 作業員の待機部屋を複数設置
・ 作業前ミーティングの屋外での実施
・ 外部との接触がある部署では、アクリル板及び透明ビニールカーテンの設置

日本貨物航空(株)運航機で感染拡大防止対策を実施

  • ・運航乗務員の滞在先での外出自粛
    ・運航乗務員の勤務前体温測定及びマスク着用
    ・貨物専用機への立入り者数及び搭乗者数の制限
    ・コックピット内の消毒

通関業務におけるバックアップ体制構築

  • 輸出入通関業務においては、グループのネットワークを最大限活用し、他営業所と相互補完したバックアップオフィス体制を構築しています



陸上オフィス

原則在宅勤務などの実施

日本郵船の国内陸上オフィスにおいては、日本政府による緊急事態宣言の発出状況に応じ、段階的に就業体制を変更して参りました。

<関連プレスリリース>


 NYKグループ各社においても、各グループ会社・拠点の状況に応じ、在宅勤務の実施、会議・研修等のオンライン化、出張の自粛・延期、お客様とのオンライン面談対応などを実施しています。

採用活動・決算発表のオンライン化

  • 月初旬以降、対面で予定していた新卒採用セミナー・座談会を全てオンライン化し、面接での選考においても一部オンライン化しました。
    5月25日(月)に、2020年3月期の通期決算説明会をオンラインで実施しました。

子ども達への応援企画・SNSでの情報発信

 在宅中の子ども達への応援企画として、日本郵船の公式YouTubeチャンネルで日本郵船氷川丸・日本郵船歴史博物館の紹介動画を公開しました。
(※プレゼント企画は応募受付を終了しています)
 また、日本郵船のSNSアカウントでも随時情報を発信しています。

<関連するお知らせ>

<日本郵船SNSアカウント>

Twitter : https://twitter.com/nyklineofficial (@nyklineofficial)
Instagram : https://www.instagram.com/nykline_official/?hl=ja (@nykline_official)

以上

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その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。