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当社フィリピン商船大の卒業生1,100人超に

~希望の輝きは強さの源~

当社がフィリピンでTransnational Diversified Group(以下TDG、注)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (以下NTMA)の卒業式典が11月22日、同校(マニラ近郊)で行われました。今年卒業した第9期生119人を含め、卒業生は累計で1,100人を超えました。

式典には羽田浩二フィリピン共和国駐箚特命全権大使や同国海事産業庁のナルシソ A. ヴィンソン(Narciso A. Vingson Jr)長官を初め多数の来賓を迎え、当社取締役会長の内藤忠顕、TDGのJ.ロベルトC.デルガド(J. Roberto C. Delgado)会長らが出席し、卒業を祝いました。

内藤は祝辞の中で「今日は若い皆さんにとって最も重要な日です。皆さんの顔にあふれている希望の輝きは今後さらに成長するための強さの源になります。これから困難に直面してその輝きが消えそうになっても、NTMAで培った経験があれば耐えることができるでしょう。これからは現場の最前線でNYKグループが134年間守り続けてきた『人々の暮らしを豊かにする』という使命を一緒に果しましょう」と、卒業生に激励の言葉を贈りました。

NTMAは、より質の高いNYK Qualityの船員の育成を目指して、日本の海運他社に先駆け2007年に開校し、今年で創立12周年を迎えました。開校当初から独自の奨学金制度を設け、大学への進学が困難な家庭環境の学生に就学の道を開いています。また卒業後のフィリピンの海技国家試験合格率が100%であることに加え、2011年8月に我が国の国土交通省が創設した機関承認制度で海外における日本初の船員教育機関校として認定を受けるなど、商船学校として高い評価を得ています。2011年9月卒業の第1期生から今回の第9期生までの累計卒業者数は1,118人に達し、第8期生までの卒業生の多くが当社グループ運航船で航海士または機関士として活躍しています。

当社グループはこれまで培ってきた船員育成の経験を活かし、将来の安全運航を担う幹部候補を育成すべく、今後もフィリピン人船員の「質」と「量」の充実を図っていきます。

TDGデルガド会長からの祝辞

卒業生と握手を交わす当社会長の内藤忠顕

集合写真

【NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要】

開校日:2007年6月3日
規模:学生(募集定員数)航海科  60名 / 機関科 60名 1学年計 120名程度
職員 約70名
場所:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間)
システム:3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制
理念:学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行う。

(注)Transnational Diversified Group(TDG)
主に物流事業、船舶の代理店業と船員供給事業、旅行業、情報通信技術などを手がける40以上の事業会社で構成されるフィリピンの複合企業グループで、再生可能エネルギーや農業、不動産などへの投資も行っています。当社とは設立時の1976年から協力関係にあり、現在はフィリピンにおける戦略的パートナーとして連携を強化しています。

以上

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