日本郵船の社員寮が支える女性のキャリア形成――若手社員が語る働きやすさ
公開日:2026年01月14日
更新日:2026年01月14日

日本郵船には、若手社員が安心して新生活を始められる社員寮があります。特に女子社員寮は、女性の新卒採用者が増えていることから、2025年8月に増室移転しました。社員寮が支える女性のキャリア形成について、入社1年目の2人に話を聞きました。
地方出身でも安心して働ける――“寮生活”という選択
――なぜ寮生活を選択したのか
A. 私は滋賀県出身で、大学から大学院までは京都で過ごしました。東京で暮らすのは初めてだったので、まず社員寮に入って、同期や先輩と情報交換しながら少しずつ慣れていこうと考えました。
B. 私は佐賀県出身で、学生時代は大阪で一人暮らしをしていましたが、知らない土地では住まい探しも大変です。一般のアパートだと、どんな人が住んでいるか分からないものですが、社員寮なら安心です。
A. 確かに日本郵船の社員が住んでいるという安心感は大きいです。入社後しばらくは同僚と一緒に通勤していたおかげで、不安を感じずに済みました。
日本郵船の女子社員寮の一室。室内には一人暮らしに必要な設備や家電、デスクやベッドなど必需品を完備(写真のフェイクグリーンとブランケットは撮影用)。全てワンルームタイプで45室。入寮者が自由に利用できる談話室もあり
快適な環境で社員間の交流も――暮らしやすさが“仕事の質”に直結
――寮生活を選んで良かったと思うこと
A. 社会人としての生活基盤が作りやすい環境だと思います。リモートワークのときも、宅配便などを管理人さんが受け取ってくれるので仕事に集中できます。
B. 入社年次や部署の垣根を越えて親しく交流できるのも社員寮の良さです。先輩との対話などから、自分のキャリアプランを考えることもできます。
――社員寮の“暮らしやすさ”
A. リフォームされたばかりで部屋はとてもきれいです。広さは一人暮らしには十分。社会人になって衣類も増えましたが、クローゼットにしっかり収納・整理できます。部屋の壁紙がおしゃれで気に入っています。
B. 部屋の備え付けの洗濯乾燥機がありがたいです。衣類を外干ししなくていいのは働く女性を理解してくれているんだな、と。出張で留守にする日が多いので、玄関の宅配ボックスも重宝しています。
A. 部屋のキッチンで自炊していますが、冷凍冷蔵庫が備えられているのもうれしいですね。仕事が忙しい日には、冷凍した作り置きを解凍して手早く食べられるので本当に助かります。
客船事業グループ客船事業第一チーム・Aさん
「日本経済の基盤を支える仕事に就きたいと考えていました。その中で着目したのが物流を代表する海運業です。特にチームワークで大きな仕事に向き合う日本郵船の社風に強く惹かれ、入社を決意しました」
――仕事後や休日の過ごし方
A. 1日の仕事が終わると部屋でゆっくり過ごしたり、寮仲間と談話室でおしゃべりしたりして過ごします。休日は出かけることが多いですね。電車に乗れば川崎や横浜、東京に行くのも便利ですし、日常の買い物は駅周辺にいくつかスーパーがあるので不自由しません。
B. 休みの日は部屋で映画を観たり、近くを流れる川の土手を散歩したりしています。出張から帰ると寮仲間に会えるのがうれしくて、談話室で夕ご飯を一緒に食べたり、旅行の計画を練ったりすることも。技術職同士は会社で会う機会が少ないので、社員寮で情報交換しています。談話室に無料のコーヒーや電子レンジがあるのも助かります。
工務グループ造船チーム・Bさん
「小さい頃からものづくりに興味があり、特に船に魅力を感じ、大学では船舶海洋工学を専攻しました。就職活動では、チームワークで仕事に向き合う日本郵船の社風に惹かれました。加えて、誠実な方が多く、人を大切にする会社だと思ったことも入社を強く希望した理由の一つです」
寮生活でのつながりが働く上での財産に
――寮生活と将来のキャリアプラン
A. 日本郵船には一定期間ごとに部署や職務を異動するジョブローテーションがあるので、さまざまな仕事を経験しキャリアを重ねていきたいと思っています。3年ほどでローテーションするので、そのタイミングで寮を出ることを見据えて貯蓄しています。寮費がとても安いのでしっかりと備えられます。
B. 私の仕事はいつ海外駐在があってもおかしくないので、社員寮を出るタイミングは分かりませんが、一般のアパート暮らしと違って融通が効くのはありがたいです。海外駐在から戻っても、空きさえあれば利用できる社員寮があるのは心強いです。
――寮生活を通して得られる社員同士のつながり
B. 海外で活躍している技術職の先輩方が短期帰国して、社員寮で暮らしているときに話を聞くことができるのは、自分の今後のキャリアを考える上でもとても参考になります。
A. 社員寮は一つのコミュニティーだと思います。部署を越えたつながりは、社員寮を離れてもずっと続いていくはずです。これから入寮してくる後輩たちとも楽しく過ごしたいですね。
B. 知らない土地に住むには誰でも緊張感があるものですが、社員寮に入ってみてあらためて人との交流が生む安心感に気づきました。退寮後も、仕事の相談などで交流は続きそうです。
キャリアアップを目指す女性を後押しする諸制度
――女性活躍を支援する日本郵船の諸制度
B. 女子社員寮はもちろんですが、日本郵船は女性が安心してキャリアアップできる環境が整った会社だと思います。たとえば、子育て中の技術職の先輩方は「育児フレックスタイム制度」を有効に活用しています。
技術職として新造船の管理業務を担う。造船所や舶用機器メーカーへの現地立ち会いでは海外出張も多い
A. 「産前産後休暇(女性)」「出生時育児休業(男性)」や「育児休業(男女共通)」などの制度もあり、私の部署では取得が当たり前という雰囲気を感じます。男性社員も含めてスムーズに取得し復帰しています。出産や子育てに対して会社全体でサポートしてくれるのは、私も自分の将来を考える上でとても心強いです。
日本郵船採用サイト「子育てと介護」
https://www.nyk.com/recruit/newgraduate/workstyle/welfare/#wel03
事務職としてグループ会社である郵船クルーズ株式会社の管掌業務と、飛鳥クルーズのプロモーションを担当。週に数日あるリモートワークは社員寮の自室で仕事をこなしている
――二人それぞれが見据える目標
A. ジョブローテーションでどんな部署に配属されても会社を支えていける、バレーボールでいえばリベロのような存在になりたいです。近い将来は日本郵船の基盤である貨物船の運航管理などにも挑戦してみたいです。
B. 私は、やがては1隻の船の造船契約や計画から海に浮かぶまでのプロセスに携わっていきたいです。そうした仕事をしている先輩に憧れます。女性技術職が大勢いるのも日本郵船で働くことの魅力ですね。海外の造船現場を経験している人も社内に多数いますし、“技術女子の会”もあって、さまざまなアドバイスをもらえます。
――日本郵船へ就職を検討している学生の皆さんへ
B. 女子社員寮をはじめとした女性の働き方への多様な制度など、充実した福利厚生制度には本当に感謝しています。就職活動中に感じた通り、社員の交流機会も多くて、人のつながりを大切にしている会社です。
A. 社員寮でも職場でも皆が温かく迎え入れてくれる会社です。地方から就職する方も、決して“1人”にはなりません。お待ちしています!
フレキシブルに活用できる日本郵船の社員寮
人事グループ労政チーム・北直由
社員寮経験者として今回の女子社員寮の移転にも携わる
――駐在帰国後や女性海技者の一時拠点にも
北 地方出身の社員にとって社員寮は安心して新生活を始められる大切な拠点です。私自身も社員寮で暮らした経験があるのですが、災害発生時など、同じ会社の仲間と一緒に過ごせたことで大きな安心感がありました。日常においても“身近な人がいる”という環境は大きな支えになります。
日本郵船の社員寮は、空き部屋さえあれば、会社が定める条件を満たす社員は一定の年齢に至るまで期間の制限なく利用できます。海外駐在から帰国した社員が一時的に住まいとして利用するケースや、海上勤務を終えて陸上勤務に切り替わる女性海技者が拠点として使うケースも多く、働き方に合わせて活用できる仕組みとしています。
設備面でも、社員の声を反映しながら改善を進めています。今回の移転に際しては女子社員を対象にアンケートを行い、人気の高かった壁紙や家具を採用しました。今後も「住みやすさ」を高める工夫を続けていきたいと思います。
女子社員寮の談話室にて






