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当社LNG船に初のナイジェリア人船長が誕生

当社グループの船舶管理会社であるエヌワイケイ・シップマネジメント社(注1)は2月12日、ナイジェリア人のタンコ・オランレワジュ・ウスマン(Tanko Olanrewaju Usman)氏をナイジェリアLNG社(NLNG)と長期傭船契約を締結している「LNG OGUN」(以下「本船」)の船長に登用しました。
ナイジェリア船員の育成は、NLNGが目指すナイジェリア人の幹部配属化の実現のため、NLNGと日本郵船が共に取り組んでいるものです。

同氏は2007年から当社グループが運航しているLNG船の航海士として乗務経験を積み、現在は初のナイジェリア人船長として実職務に就いています。

当社は国籍を問わず質の高い船員育成を推進しており、今回の船長誕生は、優秀な船員のハイリスク船(注2)への幹部登用を促進してきた取り組みの具体的成果といえます。

タンコ・オランレワジュ・ウスマン船長

タンコ・オランレワジュ・ウスマン船長コメント
「船長に昇格できたことを嬉しく思い、興奮しています。船長になるまでの道のりは、やり甲斐があると同時に楽しいものでした。研修生の頃を振り返ると、ここまで来られたことに感謝の気持ちで一杯です。日本郵船は、私のキャリアにとって良い環境を提供してくれました。エヌワイケイ・エルエヌジー・シップマネジメント (UK) (注2)のマネージメントの方々、助言や励ましをくれた同僚、支えてくれた家族、そして何よりも神に感謝したいと思います。」


当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー 」を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022 」を発表しました。NYKグループはESG経営を力強く推し進めるべく、より質の高い船員の養成や雇用の創出に貢献することで「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります

(注1)エヌワイケイ・シップマネジメント社
2001年設立の当社100%子会社(本社:シンガポール)。当社グループ運航船の船舶管理、船員配乗を行う、当社グループの船舶管理体制の核となる会社。フィリピン、インド、マレーシア等に支店を持つ。

(注2)エヌワイケイ・エルエヌジー・シップマネジメント (UK)
2006年に英国で設立された当社100%子会社。当社グループのLNG(液化天然ガス)輸送船に特化した船舶管理を行う。

(注3)ハイリスク船
タンカーやLNG船など、危険物を輸送する船の種類のこと。

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