プレスリリース

JERAと低炭素アンモニア輸送のための定期傭船契約締結

米国から初の発電燃料用低炭素アンモニアを日本向けに輸送

日本郵船株式会社(以下「当社」)のグループ会社であるNYK Bulkship (Asia) Pte. Ltd.(本社:シンガポール、以下「NBAsia」)はこのたび、株式会社JERA(以下「JERA」)と、大型アンモニア輸送船(VLGC)(注1)2隻をNBAsiaからJERAへ傭船する定期傭船契約(以下「本契約」)を締結しました。本契約は、2022年に締結した覚書ならびに2025年12月に合意した基本条件(注2)に基づき、継続的な協議、検討を経て実現したものです。

本契約で傭船される2隻は、米国ルイジアナ州で製造される低炭素アンモニア(注3)を、2029年度からアンモニア大規模燃焼(熱量比20%)の商用運転を開始する碧南火力発電所(愛知県碧南市)向けに輸送します。発電燃料用の低炭素アンモニアを日本向けに輸送するのは初の取り組みとなります。

アンモニアは、既存の肥料・化学品用途に加えて、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして、発電燃料のみならず、船舶燃料など多様な用途での活用が期待されています。

当社グループはアンモニアの海上輸送に関して、運航・安全管理・荷役の分野で実運航に基づく豊富な知見を蓄積しています。碧南火力発電所への低炭素アンモニアの大量輸送を安全、確実に実行するとともに、今後もアンモニアを含む次世代燃料のサプライチェーン構築に向けた取り組みを継続していきます。

本船概要

建造:川崎重工業 坂出工場
全長:229.90 m
型幅:37.20 m
深さ(型):21.90 m
夏期満載喫水(型):11.65 m
積載容量:約 87,000 ㎥
推進機関:LPG/VLSFOの二元焚き


(注1)VLGC
Very Large Gas Carrier(大型ガス輸送船)の略称。アンモニアやLPGなどのガスを輸送する船舶。

(注2)2022年に締結した覚書ならびに2025年12月に合意した基本条件
・2022年11月21日付プレスリリース
燃料アンモニア輸送に向けたJERAとの協業覚書を締結
・2025年12月22日付プレスリリース
低炭素アンモニアの海上輸送でJERAと基本条件合意

(注3)低炭素アンモニア
経済産業省の定める「水素社会推進法」において、その製造に伴って排出されるCO2の量が一定の値以下であり、その利用が日本のCO2排出量削減に寄与するもの。

以上

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