2026年02月06日
海洋スタートアップのOceanic Constellationsへ出資
協業を通じて海洋・宇宙領域における事業基盤を強化
当社は2月5日、株式会社Oceanic Constellations(オーシャニック・コンステレーションズ、本社:神奈川県鎌倉市、以下「OC社」)の実施する第三者割当増資に対し出資を行いました。この出資金は、OC社が目指す小型水上ドローン船(Unmanned Surface Vehicle:USV)の量産体制構築などに活用される見込みです。
背景および意義
海洋スタートアップ企業のOC社は、数年内にUSVを量産する体制を目指しています。USVの量産・社会実装は、海洋監視・防災・通信といった社会課題解決に資する新たな海洋インフラの創出を可能にし、海事産業全体の競争力強化につながるものとなります。加えて、OC社はUSVの技術のみならず、USV運用に不可欠となる海洋環境をリアルに再現する統合環境シミュレーション技術にも強みを有しています。これらの技術は、当社が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金事業として採択を受けている再使用型ロケットの洋上回収システム開発でも実現性・精度向上などの検証を目的に活かせるものであり、2025年12月にはOC社と「宇宙戦略基金事業における統合シミュレーションのソフトウェア開発および統合シミュレーションを活用したシナリオ検証に係る業務委託契約」の締結を行っています。
また、同年10月には当社グループの京浜ドック株式会社もOC社と共同実証契約を締結するなど、当社グループ全体でOC社との関係強化を図っており、協業を通じた技術的知見の獲得により、海洋・宇宙領域における当社の事業基盤を強化します。今回の出資を通じOC社との連携を強化することで、当社の宇宙事業開発を加速させるとともに、当社グループとして海の社会課題解決のための共創を実現します。
海に浮かぶUSV(OC社提供)
京浜ドック株式会社で組み立て中のUSV
株式会社Oceanic Constellationsについて
宇宙・IT・アカデミック・自動車など多様な分野出身のメンバーが集結し、2023年11月 に 創業した鎌倉発の海洋スタートアップ企業。多数のUSV を海洋上に配置し、海洋通信ネットワーク制御、エネルギーマネジメントを融合した 群制御技術を実装することにより、USVコンステレーションプログラム「海の衛星群®」を構築し、広範囲な海洋監視等のサービス展開を実施することを目的とする。USVコンステレーション構築に必須となる海洋群制御関連特許を25件出願、うち18件の権利化を実現しており、グローバル市場を見据えた特許網構築戦略を推進、また、中央省庁、地方自治体、海洋関連産業、アカデミア等、多様なステークホルダーと提携を実現しており、2027年の事業化に向け事業・技術の統合開発を進めている。
Website:https://www.oceanic-constellations.com/
日本郵船グループが中期経営計画で定める事業投資方針
日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing - ”
を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、サステナビリティを中核とした成長戦略を推進します。
関連リンク
・宇宙事業への参画でイノベーションを起こす日本郵船のチャレンジ | BVTL Magazine
・Oceanic Constellations | News | 日本郵船株式会社と洋上回収型再使用ロケットの実現に向けた協業覚書締結
・当社グループの京浜ドックがOceanic Constellationsと共同実証契約を締結
・Oceanic Constellations | News | 鎌倉発大規模海洋スタートアップの株式会社 Oceanic Constellations、シリーズ B1 ラウンドにて総額 20 億円の資金調達を決定
・Oceanic Constellations | News | 再使用型ロケット洋上回収実現に向け、日本郵船株式会社と統合シナリオ検証システム開発契約を締結
・JAXA宇宙戦略基金
以上
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