お知らせ

CDPの最高評価Aリストに6年連続選定

脱炭素戦略と情報開示の先進性が評価

当社は12月10日、国際環境非営利団体CDP(注1)が実施する2025年度の気候変動対応評価において最高評価「気候変動Aリスト」に選定されました。当社のAリスト選定は6年連続となります。当社の継続的な取り組みが高く評価された結果と認識しています。

CDPは、企業や自治体を対象に環境情報開示を促進する世界最大級のプラットフォームであり、環境情報開示におけるグローバルスタンダードとして世界で広く認知されています。CDPは情報開示の網羅性、環境リスクへの対応、野心的な目標設定などに関する質問を設け、企業や自治体から提出された回答を評価し、AからD⁻までの8段階のスコアを付与します。

2025年度の回答データは1月公開される予定ですが、企業に関しては、2024年度は世界で22,700社超が回答し、515社(全体の約2%)がAリストに選出されました。

当社の主な取り組み

  • 中期経営計画“Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing - ”に基づき、サステナビリティ経営の強化と非財務目標の達成に向けた戦略を推進
  • NYKグループESGストーリー2023 」、「NYK Group Decarbonization Story 」および「Progress Report 2024」の公表による脱炭素戦略の明示
  • TCFD提言(注2)に基づく気候変動対応におけるガバナンス、リスク管理、戦略、指標・目標(温室効果ガス[GHG]排出量、削減量を含む)の情報開示
  • EMS(環境マネジメントシステム)の有効な運用と経営トップのコミットメント
  • Scope 3(注3) 排出量の集計範囲拡大と精緻化
  • グリーンボンドやサステナビリティ・リンク・ローンなどのグリーンファイナンスへの積極的な取り組み
  • 液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)、メタノール燃料船の導入計画、バイオ燃料の長期連続使用、燃料節減活動によるGHG削減
  • 水素・アンモニアなどゼロエミッション燃料や液化CO₂輸送に関連する技術の研究・実証
  • アドボカシー活動(注4)をはじめとする業界団体や国際的イニシアチブを通じた政策提言とステークホルダーとの協創
(注1)CDP
企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示プラットフォームを運営する国際環境非営利団体。2000年に英国で設立され、127兆米ドルを超える資産を保有する640以上の金融機関と協働している。企業はCDPが作成した質問書に回答を提出し、CDPがスコアは付与する。スコアは、持続可能な投資や調達の意思決定に際する有力な指標として、世界中の企業や自治体へ環境情報開示、GHG排出削減、水資源や森林保護の働きかけに利用される。

(注2)TCFD提言
https://www.nyk.com/sustainability/pdf/environment005.pdf

(注3)Scope 3
企業のサプライチェーン全体に関連する間接的な排出量。原材料の調達、製品の輸送、製品の使用、廃棄など、企業活動の外部で発生する排出が含まれる。

(注4)アドボカシー活動
公平かつ中立な国際ルール策定に貢献するため、幅広く提言や啓発を政府や組織に行うこと

<参考>
当社グループの環境関連活動
https://www.nyk.com/sustainability/envi/

当社グループのサステナビリティ経営
https://www.nyk.com/sustainability/concept/

NYKレポート
https://www.nyk.com/ir/library/nyk/

以上

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