2025年10月14日
当社グループMTIが参画、「競争力ある海事産業」支える研究開発プロジェクトが始動
10機関が連携、環境対応などで高度・複雑化する船舶への要求に対応し最適化を目指す
当社グループの株式会社MTI(代表取締役社長:鈴木英樹)を代表機関として海事産業関係10機関(注)が共同参画する研究開発プロジェクト「持続的で競争力に優れる海事産業のための統合シミュレーション・プラットフォームの構築」が10月1日に事業を開始しました。本プロジェクトは、国立研究開発法人科学技術振興機構の経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)に採択されており、期間は2030年9月までの5年間。各研究開発項目の成果物を統合して総合シミュレーション・プラットフォームを構築し、実際の船舶建造での実証を目指します。
研究開発概要
船舶に対する環境対応への要求が高度化、複雑化していく中、労働人口減少と需要拡大に対応するための方策も必要となっています。本研究開発課題では高性能次世代船舶を短期間に開発・供給する能力を獲得すべく、初期の開発、設計段階で、建造、運用のライフサイクルとサプライチェーンを同時並行的に考慮して本船仕様、建造計画を最適化する「統合シミュレーション・プラットフォーム」を構築し、海事産業へのバーチャル・エンジニアリングの導入を推進します。また、船舶の安全な運用に影響を与える気象・海象の予測についても、台風などの極端現象を含む1~3カ月先までの季節予測技術を確立し、プラットフォームに組み込みます。
図 統合シミュレーション・プラットフォームの構成
(注)本研究開発プロジェクトの参加機関一覧 (
事業開始時)
株式会社MTI
三菱造船株式会社
常石造船株式会社
国立研究開発法人海洋研究開発機構
ジャパン マリンユナイテッド株式会社
株式会社三井E&S
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
常石造船昭島研究所株式会社
国立大学法人大阪大学
国立大学法人京都大学
MTI プレスリリース
詳細は株式会社MTIのプレスリリースをご覧ください。
https://www.monohakobi.com/ja/company/news/news_20251014/
以上
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