2025年09月09日
飛鳥Ⅱでのアート体験と旧小樽支店見学会を実施
小中学生が船内で絵画イベント、見学会で海運の歴史や役割学ぶ
日本郵船株式会社(以下「当社」)と小樽市は9月7日(日)に同市在住の小中学生16名を招待し、小樽港に寄港中の客船「飛鳥Ⅱ」での絵画イベントと旧日本郵船小樽支店への見学会を実施しました。
本イベントは「自由にアートを楽しむことで自己表現や文化的体験の楽しさを知ってほしい」という当社グループの想いと、「子どもたちの豊かな学びと成長を応援したい」という小樽市のコラボレーションから生まれました。
「飛鳥Ⅱ」は当社グループの郵船クルーズ株式会社が運航する客船であり、絵画イベントでは、海運業やこどもたちの未来を象徴する広大な海になぞらえて、各自が想い描く「波」を周囲と相談しながら絵の具や粘土などを使い自由に描きました。参加した生徒は「みんなで話し合いながら自由に描いた。船内も見学できて良い思い出になった」、「キャンバスに絵を描いたのは初めてで楽しく、将来、画家になりたいと思った」 と話しました。
飛鳥Ⅱを見学する参加者
オープニングスピーチ
「波」を描く生徒
完成後の集合写真
絵画イベント後には、日本の近代洋風建築を代表する旧日本郵船小樽支店(国指定重要文化財)への特別見学会および金唐革紙の製作体験が行われました。旧小樽支店は現在、小樽市が所有しており、西洋の建築様式を取り入れた建築美、海運業の歴史や役割などを学ぶ場として、一般公開がされています。
旧小樽支店正面
見学の様子
金唐革紙の製作体験
主催者コメント
日本郵船
「このたび、小樽市の皆さまと共に、寄港中の飛鳥Ⅱで子どもたちに文化体験の機会を届けられたことを、大変嬉しく思います。ある参加者が『キャンバスに絵を描くのは初めてで、将来は画家になりたいと思った』と語ってくれたことは、まさに本イベントの目的であった“新しい出会いが未来を形づくる”瞬間だと感じました。さらに第2部では、旧日本郵船小樽支店での特別見学や、金唐革紙の製作体験を通じて、歴史や伝統文化にも触れていただきました。子どもたちが目を輝かせながら楽しむ姿は、海運業が培ってきた文化的遺産と未来世代とをつなぐ、かけがえのない時間となりました。 今回の取り組みをきっかけに、地域の子どもたちが自分らしく未来を描く力を育めるよう、今後もさまざまな活動を続けてまいります。」
小樽市
「日本郵船株式会社様の御協力により、飛鳥Ⅱという特別な空間を提供いただき、港町である小樽らしい体験イベントを開催することができました。学校や学年の異なる子供達が集い、力を合わせて1つの作品を作り上げるという作業は、まちづくりにも共通するものであり、アート体験を通じて未来を担う「小樽っ子」の成長を実感できました。北海道開拓の玄関口として栄えた本市は、明治期から日本郵船様と深い御縁がありますので、今後も小樽並びに北海道の持続的な活性化に向け、様々な取組みを進めてまいりたいと考えております。 」
以上
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