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当社5隻目のLNG燃料自動車専用船が竣工し、名古屋港に初入港

トヨタ自動車向け輸送に従事

7月24日、当社運航船として5隻目のLNG燃料自動車専用船「FREESIA LEADER」(フリージアリーダー、以下「本船」)が愛知県名古屋港に初入港しました。
本船は、当社が中国の招商局南京金陵船舶有限公司(注1)に発注した4隻のLNG燃料自動車専用船の第3船で、名古屋港に入港後、当社が出資するセントラルLNGマリンフューエル株式会社(注2)運航のLNG燃料供給船「かぐや」からLNG燃料の供給を受けました。
当社のLNG燃料自動車専用船は、環境にやさしい輸送を通じた豊かな地球環境の実現・継承への願いを込めて花にちなんで命名されており、本船は「FREESIA LEADER」と名付けられました。

本船は今後、トヨタ自動車株式会社をはじめとした完成車輸送に従事し、物流分野での環境負荷低減を目指すお客様のご要望に応えていきます。
同日には記念式典が執り行われ、関係者が本船の入港を祝し、航海の安全を祈念しました。

<本船概要>

船名:FREESIA LEADER
全長:199.90m
全幅:38.0m
最大積載自動車台数:7000台(基準車換算)
総トン数:71,846㌧
建造年:2023年
船籍:リベリア

日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing - ”を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。

当社は、当社グループの外航海運事業における温室効果ガス(GHG)排出量削減の長期目標を「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と定め、将来的にアンモニアや水素など、より環境負荷の低い船舶用燃料を使用するゼロエミッション船の投入を目指しています。まずは低炭素燃料であるLNG燃料をゼロエミッション船が実現するまでのブリッジソリューションの一つと位置付け、「Sail GREEN」(注3)ブランドのもと、2028年までに合計20隻の新造LNG燃料自動車専用船の竣工を進めます。

(注1)招商局南京金陵船舶有限公司
本社:中華人民共和国 南京市
事業内容: 造船業

(注2)セントラルLNGマリンフューエル株式会社本社:三重県三重郡川越町
2020年5月に当社、川崎汽船株式会社、株式会社JERA、豊田通商株式会社が共同で出資し設立。国内で稼働する初のLNG燃料供給船「かぐや」を運航する。
ウェブサイト:https://central-lng.com/


(注3)Sail GREEN
当社における、海上、陸上、ターミナル等のモードを問わず、モノ運びを通じてGHG排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたブランド。

Sail GREENロゴ 
※ロゴをクリックすると詳細ページへ移動します。

<当社自動車専用船 船隊構成の推移計画(2020年~2050年)>(2022年3月時点)

参考プレスリリース

以上

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