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当社3隻目のLNG燃料自動車専用船が広島港に初入港

2月27日、当社にとって3隻目となるLNG燃料自動車専用船「JASMINE LEADER」(ジャスミンリーダー、以下「本船」)が広島県広島港に入港しました。

JASMINE LEADER

本船は、当社が中国の招商局南京金陵船舶有限公司(注1)に発注した4隻のLNG燃料自動車専用船の第1船です。本船は竣工後、当社が出資するセントラルLNGマリンフューエル株式会社(注2)のLNG燃料供給船「かぐや」からLNG燃料の供給を受け、広島港に入港しました。広島港にLNG燃料自動車専用船が寄港するのは初となります。

当社のLNG燃料自動車専用船は、環境にやさしい輸送を通じた豊かな地球環境の実現・継承への願いを込めて花にちなんで命名されており、本船は花言葉の「優美」や香り高いイメージから「JASMINE LEADER」と名付けられました。

本船は今後、マツダ株式会社(本社: 広島県安芸郡府中町、代表取締役社長兼CEO: 丸本明)向けをはじめとした完成車輸送に従事し、物流分野での環境負荷低減を目指すお客様のご要望に応えてまいります。

同日には記念式典が執り行われ、マツダ株式会社と当社の関係者が本船の入港を祝し、航海の安全を祈念しました。

記念式典の様子

当社は、当社グループの外航海運事業における温室効果ガス(GHG)排出量削減の長期目標を「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と定め、将来的にアンモニアや水素など、より環境負荷の低い船舶用燃料を使用するゼロエミッション船の投入を目指しています。まずは低炭素燃料であるLNG燃料をゼロエミッション船が実現するまでのブリッジソリューションの一つと位置付け、「Sail GREEN」(注3)ブランドのもと、2028年までに合計20隻の新造LNG燃料自動車専用船の竣工を進めます。

日本郵船グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー 」を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022 」(※※)を発表しました。日本郵船グループはESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

(注1)招商局南京金陵船舶
本社:中華人民共和国 南京市
事業内容: 造船業

(注2)セントラルLNGマリンフューエル株式会社(三重県三重郡川越町)
2020年5月に当社、川崎汽船株式会社、株式会社JERA、豊田通商株式会社が共同で出資し設立。国内で稼働する初のLNG燃料供給船「かぐや」を運航する。
ウェブサイト : https://central-lng.com/

(注3)Sail GREEN
日本郵船における、海上、陸上、ターミナル等のモードを問わず、モノ運びを通じてGHG排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたブランド。

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<当社自動車船 船隊構成の推移計画(2020年~2050年)>(2022年3月時点)

参考プレスリリース

以上

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