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シンガポール初 自動車専用船がShip-to-Ship方式によるLNG燃料補給を実施

日本郵船株式会社
FueLNG Pte. Ltd.

3月8日、日本郵船株式会社(以下「日本郵船」)が運航するLNG燃料自動車専用船”JASMINE LEADER“(以下、「本船」)がシンガポールの錨地にて、LNG燃料の補給を実施しました。同国で自動車専用船がShip-to-Ship方式によりLNG燃料を補給するのは初となります。

LNG燃料を本船へ供給した“FueLNG Bellina”はFueLNG Pte. Ltd.(Keppel Offshore & MarineとShell Eastern Petroleum (Pte) Ltdの合弁会社、所在地: シンガポール、以下「FueLNG」)が所有するシンガポール唯一のLNGバンカリング船です。

LNGバンカリングの様子(Photo: FueLNG, all Rights reserved)

Chairman of FueLNG and Head of Shell Downstream LNG Tahir Faruquiコメント

今回の成果は、LNGを舶用燃料として採用することを進める当社の取り組みを強調することになりました。日本郵船と協力して、シンガポールで自動車専用船へのLNG燃料補給を実現することができ、その安全性を実証できたことを誇りに思います。LNGは現時点で大規模に利用できる最も低炭素な燃料であり、当社は今後もお客様と協力し、この地域のLNGバンカリング産業の成長を推進します。

日本郵船 燃料グループ担当執行役員 西島 裕司 コメント

当社のLNG燃料自動車専用船「JASMINE LEADER」が、シンガポールで初めてとなる、自動車専用船へのShip-to-Ship方式によるLNG燃料の補給が成功したことを大変嬉しく思います。これは、当社グループの外航海運事業におけるGHG削減長期目標「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」に向けた大きな一歩となります。今回のLNGバンカリングにおけるFueLNG社とシンガポール海事港湾庁の協力とサポートに感謝します。

<本船概要>
船名 : JASMINE LEADER
全長:199.90m
全幅:38.00m
最大積載自動車台数:7,000台(基準車換算)
総トン数:71,846トン
建造年:2023年
船籍:リベリア

日本郵船グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー 」を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022 」を発表しました。日本郵船グループはESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

当社は、当社グループの外航海運事業における温室効果ガス(GHG)排出量削減の長期目標を「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と定め、将来的にアンモニアや水素など、より環境負荷の低い船舶用燃料を使用するゼロエミッション船の投入を目指しています。まずは低炭素燃料であるLNG燃料をゼロエミッション船が実現するまでのブリッジソリューションの一つと位置付け、「Sail GREEN」(注1)ブランドのもと、2028年までに合計20隻の新造LNG燃料自動車専用船の竣工を進めます。

(注1)Sail GREEN
日本郵船における、海上、陸上、ターミナル等のモードを問わず、モノ運びを通じてGHG排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたブランド。

Sail GREENロゴ 
※ロゴをクリックすると詳細ページへ移動します。

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