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中国・天津港の完成車ターミナルで太陽光発電と風力発電稼働開始

グリーンターミナルの実現へ

当社出資の関連会社が運営する中国・天津港の完成車ターミナルにおいて、風力発電タービン全2基が稼働を開始しました。すでに2022年3月から稼働している太陽光発電と合わせて、当社関連会社が運営する天津港の完成車ターミナルが必要とする全電力を賄うことが可能となり、1月17日に第三者認証機関の中国船級社よりカーボンニュートラル評価証明書を受領しました。

太陽光発電については、屋根付き駐車場の上部に太陽光発電パネルを設置しています。発電量は約175万kwh/年となり、二酸化炭素(CO2)排出量換算で約1,400t/年を削減することになります。また、風力発電については、ターミナル敷地内に風力発電タービン2基を設置しています。発電量は約2,300万kwh/年で、CO2排出量換算で約23,000t/年を削減します。なお、風力発電タービンは周辺環境や安全性に十分配慮した上で設計・設置されています。

日本郵船 常務執行役員 自動車輸送本部長 池田 豊 コメント
「当社が出資する中国・天津の完成車ターミナルにおける太陽光発電と風力発電が稼働開始したこと、またそれによって気候変動対策と環境負荷低減の効果が認められてカーボンニュートラル評価証明書を受領できたことを大変嬉しく思います。当社グループが運営する完成車ターミナルでは、すでに横浜港の大黒C-3ターミナル、ベルギー・ゼーブルージュ港のICOターミナルで再生可能エネルギーの利用を開始しています。今後も当社が世界各地で運営する完成車ターミナルへの横展開を図りグリーンターミナルを実現していきたいと思います。」

完成車ターミナル内に設置された太陽光発電パネルの写真

完成車ターミナル内に設置された風力発電タービンの写真


風車組み立て時の動画

当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー 」を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022 」を発表しました。
また、当社は、海上、陸上、ターミナル等のモードを問わず、モノ運びを通じてGHG(温室効果ガス)排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたESGブランド「Sail GREEN」を展開しており、今回の取り組みもその一環です。

当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、気候変動に対応した事業戦略を通じ、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

Sail GREENロゴ 
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