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仏・EDFグループと4隻目の新造LNG船の定期傭船契約を締結

当社関連会社のフランス エルエヌジー シッピング社(France LNG Shipping SAS) (注1)は、イーディーエフ エルエヌジー シッピング社(EDF LNG Shipping SAS)(注2)と新造液化天然ガス(LNG)船の長期定期傭船契約を締結しました。本船はEDFグループとの4隻目の長期定期傭船契約となり、契約期間は延長オプションを含めて最長20年間です。

本船は、韓国の現代三湖重工業株式会社で建造され、2025年に竣工する予定です。主機関には燃料消費効率に優れたWinGD社製の二元燃料低速ディーゼル機関(注3)を搭載します。また、優れた防熱性能をもつ容量174,000立方メートルのメンブレン型(注4)のカーゴタンクや余剰ボイルオフガスを再液化できるAir Liquide社(注5)製の装置を採用して、効率的な運航を実現します。

EDFグループとの4隻目の長期定期傭船契約締結に際し、エネルギー事業本部 執行役員の渡辺浩庸は「今回、EDF社との新たな新規傭船契約を締結できたことを大変うれしく思います。これは当社グループが掲げるESG経営を更に推し進めるという観点でも、非常に大きな意義を持つものとなります。当社はEDFとの順調なパートナーシップのもと今後も同社にLNGの安定な輸送を提供するとともに、世界のエネルギートランジションに貢献していきたいと考えます」とコメントしました。

当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。
当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、低炭素燃料として将来のゼロエミッション燃料普及までの橋渡しの燃料として期待されているLNGの輸送と安定供給に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。

<本船概要>

  1. 全長:約297 メートル
  2. 全幅:約46.4 メートル
  3. 総トン数:約118,300トン
  4. 主機関:X-DFエンジン
  5. 積載容量:約174,000 m3
  6. 建造造船所:現代三湖重工業(韓国)
  7. 竣工予定:2025年
  8. 船籍:フランス

※NYKグループESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。

※※NYKグループESGストーリー2022
「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。

詳細は以下リンクよりご覧いただけます。


(注1) フランス エルエヌジー シッピング社
当社とジオガス エルエヌジー社(Geogas LNG SAS)が共同出資するフランスの船舶保有会社。

(注2) EDFの子会社でそのLNG輸送を担う海運会社。

(注3) 燃料消費効率に優れた低速ディーゼルエンジン

(注4)タンクの内部をニッケル鋼やステンレス鋼「メンブレン」で覆うことで、低温を保ちガスの膨張を吸収する方式。

(注5)産業ガス・医療ガスのグローバルカンパニーとして世界75カ国で事業を展開し、鉄鋼、化学、金属加工、食品、エレクトロニクス、ヘルスケアといった多様な分野のビジネスをサポートしている。

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以上

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