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船員向け金融プラットフォーム事業のMarCoPayに三菱UFJ銀行が出資参画

戦略的パートナーシップで事業共創へ

3月30日、当社、Transnational Diversified Group(TDG)、および丸紅株式会社(代表取締役社長 : 柿木 真澄)が出資、運営するMarCoPay Inc.,(注、以下「マルコペイ社」)は、新たに株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 : 半沢 淳一、以下「三菱UFJ銀行」)の出資参画を受け、今後4社にて戦略的パートナーシップにより事業共創を目指していくことに合意しました。

マルコペイ社は、船員やその家族、関係者が抱える課題を解決し、彼らの生活を支えて豊かにすることを目指して2019年7月に設立されました。現在、世界有数の船員供給国であるフィリピンの船員を主な対象として、モバイルアプリ上での電子通貨による給与支給や送金・為替機能、さらに優遇条件での各種融資や保険を紹介する船員向け金融プラットフォーム「MarCoPay」(マルコペイ)を展開しています。船員に対し、その経済的ポテンシャルに見合うサービスをより良い条件で提供し、ライフステージを支援するプラットフォームとして機能拡張と進化を続けています。

このたび、日本を代表するグローバル金融機関であり、フィリピンでの銀行業も展開する三菱UFJ銀行の出資参画により、マルコペイ社は、クレジットスコアリング(注1)等のノウハウ活用や、フィリピンでの金融サービスとの連携を戦略的に進め、既存サービスの拡充に加え、貯蓄や投資などの新たなサービスの構築・拡大を目指します。中長期的には、金融プラットフォームのさらなる品質向上や機能拡張により、船員コミュニティの価値を海事産業全体に循環させ、サステイナブルな海上輸送の実現を目指すとともに、フィリピンを含む東南アジアにおける金融サービスへのアクセスなどの社会課題の解決へ向けた協業を進めます。

契約締結式の様子
写真左から :
森 将行 三菱UFJ銀行 執行役員 営業第三本部営業第十部長
藤岡 敏晃 マルコペイ社 社長兼CEO

写真左から :
鈴木 英樹 当社 執行役員 
藤岡 敏晃 マルコペイ社 社長兼CEO
森 将行 三菱UFJ銀行 執行役員 営業第三本部営業第十部長
十川 潤 三菱UFJ銀行 常務執行役員 営業第三本部長
※撮影時のみマスクを外しています。


当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

※NYKグループESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下リンクよりご覧いただけます。

※※NYKグループESGストーリー2022
「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。

関連プレスリリース

(注1) MarCoPay Inc.
船員ならびに関係者が直面する金融面での課題を解決し、海運業界を支える船員の安定や継続的な成長につながるプラットフォーム構築を目指して2019年フィリピン・マニラに設立。モバイルアプリを通じて電子通貨をはじめとした金融サービスを提供するフィンテック企業であり、当社、フィリピンのTransnational Diversified Group社、丸紅株式会社が出資している。従業員数は2022年3月時点で47名。

(注2) クレジットスコアリング
企業や個人の財務・属性情報等を評価し、信用リスクを点数化する仕組み。

以上

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