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アンモニアの舶用燃料使用における安全性評価プロジェクトに参加

4月19日、当社はアンモニアを舶用燃料として安全に取り扱うためのガイドライン作りに向けたプロジェクトに参加しました。IMO(国際海事機関)が定める2050年にGHG(温室効果ガス)排出量を半減する目標の実現に向け、各国の主要企業と協働して安全評価の実施などに取り組みます。

アンモニアは燃焼しても二酸化炭素(CO2)を排出しないため、地球温暖化対策に貢献する次世代燃料として期待されており、さらにアンモニアの原料となる水素にCO2フリー水素(注1)を活用することでゼロ・エミッション化の実現が可能と言われています。一方でアンモニアは高い毒性を持つことから、舶用燃料として使用する際の安全評価を行い、その技術的なガイドラインを策定することが重要な課題になっています。

当プロジェクトは、これらの課題を解決するために立ち上がったもので、アンモニアを燃料とするコンセプト船の設計を検討する過程で、人体や船体設備、環境への具体的な安全性評価を実施し、アンモニアを使用する際の安全ガイドラインを策定することを目的としています。 当プロジェクトはLloyd’s Register(英)及びMaersk Mc-Kinney Møller Center for Zero Carbon Shipping(注2、デンマーク)が共同で主宰し、当社のほか、A. P. Moller-Maersk(デンマーク)、MAN Energy Solutions(独)、Total(仏)、三菱重工業㈱がメンバーとなり、2021年4月に活動を開始しました。

当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」を2021年2月3日に発表しました。2050年までに輸送単位当たりのCO2排出量を半減させる環境経営目標を掲げており、当プロジェクトへの参加もその一環です。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

※NYKグループ ESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。

(注1)CO2フリー水素
CO2を発生することなく生成した水素。CO2フリー水素を生成する方法として、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱等)を活用して水素を製造する方法や、化石燃料( 天然ガス・石炭等)を活用し、発生したCO2を回収・貯蔵して水素を製造する方法などがある。上記の方法により生成された水素を原料とするアンモニアはCO2フリーアンモニアとされ、燃料や水素のエネルギーキャリアとしての活用が期待されている。

(注2)The Maersk Mc-Kinney Moller Center for Zero Carbon Shipping
海事産業の代替燃料変換による脱炭素化を促進するために2020年に設立された研究センター。当社も創立時から参加している。

以上

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