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「サステナビリティ・リンク・ローン」契約を新たに2件締結

ESG経営をファイナンス面から推進

当社は本日、ローン・マーケット・アソシエーション(注1)(以下、LMA)等が定めたサステナビリティ・リンク・ローン原則に即した、「サステナビリティ・リンク・ローン」契約を、2件締結いたしました。

サステナビリティ・リンク・ローンは、借り手のESG戦略に規定されているサステナビリティ目標と連携したサステナビリティ・パフォーマンスターゲット(以下、SPTs)を設定し、金利などの貸付条件とSPTsに対する借り手のパフォーマンスを連動させ、SPTs達成への動機付けを与えることで、環境的・社会的に持続可能な経済活動および経済成長を促進し、支援することを目指すものです。
 
両契約においては、CDP(注2)が公開する当社の気候変動に係る開示度スコアにおいて、高評価を維持することをSPTsとして設定し、年に一度実施されるモニタリングで一定のスコアが維持される限りにおいて、返済期限まで金利条件が変更されないというインセンティブが付与されています。今回の契約締結により、当社のサステナビリティ・リンク・ローンは4件となりました。

当社は、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた「NYKグループESGストーリー」(注3)を本年2月3日に発表しました。当社はESG経営を力強く推し進めるべく、気候変動に対応した事業戦略を通じ、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

ローンの概要 ①

契約締結日 2021年3月31日
期間   5年
アレンジャー/エージェント 三菱UFJ銀行
組成金額  204百万米ドル
資金使途    事業資金
契約形態   実行可能期間付きタームローン
貸出人(五十音順) 株式会社伊予銀行、株式会社佐賀銀行、株式会社四国銀行
野村信託銀行株式会社、株式会社八十二銀行、株式会社三菱UFJ銀行

ローンの概要②

契約締結日 2021年3月31日
期間 5年
貸付人 三井住友銀行
組成金額  600百万米ドル
資金使途 事業資金
契約形態 コミットメントライン

※両ローンは株式会社日本格付研究所よりサステナビリティ・リンク・ローン原則への準拠、及び設定したSPTの合理性について第三者意見を取得しています。
日本格付研究所のプレスリリースは以下リンクをご参照ください。

(注1)欧州、中東、アフリカのシンジケートローン市場の流動性、効率性、透明性を改善することを目的とした協会。英国に本拠地を置き、欧州・中東を中心に60ヶ国以上約630機関が加盟。

(注2)気候変動など環境分野に取り組む国際的な非営利団体。気候変動が企業に与える経営リスクの観点から、世界の主要企業の二酸化炭素排出量や気候変動への取組に関する情報を、質問書を用いて収集し、集まった回答を分析、評価することで、企業の取組情報を共通の尺度で公開しています。

(注3)NYKグループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下ページよりご覧いただけます。

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以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。