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滋賀銀行と「『しがぎん』 サステナビリティ・リンク・ローン」を契約

ESG経営をより一層推進

当社は本日、株式会社 滋賀銀行(以下、滋賀銀行)と「『しがぎん』サステナビリティ・リンク・ローン」によるサステナビリティ・リンク・ローン(以下、SLL)借入契約を締結しました。

外貨建てによるSLL契約は国内初のケースであり、当社においては2019年11月の本邦初の円建てSLLに続く2件目のSLL契約となります。

本契約では、CDP(注1)による当社の気候変動対策に関わる開示度スコアと貸付金利が連動していることが特徴です。当社は、2018年に策定した中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”でESGの観点を経営戦略に織り込み、企業価値と社会価値の持続的な発展と成長を牽引する目標を掲げていますが、GHG排出量の削減を含む気候変動対策は、ESG経営戦略上、その活動を第三者であるCDPによる客観的な基準で評価され、高評価を維持する事を重要な目標と捉えています。

一方で、滋賀銀行の「『しがぎん』サステナビリティ・リンク・ローン」では、貸付条件の変動等によって貸付先の野心的なSDGsやESGに関連する事業挑戦や目標達成への動機付けを促し、ESG経営を後押しする事を目標にしており、当社のESG経営戦略とも一致したことから今回の契約に至りました。 

当社は、ESGを更に経営戦略に統合することを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(注2)を本年2月3日に発表し、本件はその発表後初のESGファイナンス案件となります。当社はESG経営を力強く推し進めるべく、気候変動に対応した事業戦略を通じ、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

左から)
株式会社滋賀銀行 西藤 崇浩 常務取締役
日本郵船株式会社 丸山 徹  執行役員

本ローンの概要

契約締結日     2021年2月5日
期間        4年間(2021年2月5日~2025年2月5日)
組成金額      50百万米ドル

※本ローンは株式会社格付投資情報センター(R&I)から、ローンマーケットアソシエーション(LMA)が定めたサステナビリティ・リンク・ローン原則への準拠性および設定した目標の合理性について第三者意見を取得しています。詳細は以下のR&Iによる評価レポートをご参照ください。
URL: https://www.r-i.co.jp/rating/esg/sustainabilityfinance/index.html

滋賀銀行のリリースは以下のURLをご覧ください。

(注1)CDP(旧Carbon Disclosure Project)
気候変動など環境分野に取り組む国際的な非営利団体。気候変動が企業に与える経営リスクの観点から、世界の主要企業の二酸化炭素排出量や気候変動への取り組みに関する情報を、質問書を用いて収集し、集まった回答を分析・評価することで、企業の取組情報を共通の尺度で公開しています。

2020年度評価において、気候変動の質問に回答した9,523社中、最高評価であるAランクの評価を受けた273社(うち日本企業53社)に選定されています(回答者数及びAランク評価企業社数は2021年1月26日のものです)。

(注2)NYKグループ ESGストーリー
NYKグループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は関連プレスリリースよりご覧いただけます。

関連プレスリリース

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。