2026年06月19日
ベルギー初、ゼーブリュージュ港でRORO船用陸上電力の商用供給を開始
日本郵船株式会社
International Car Operators N.V.
風力発電100%の電力活用で環境負荷低減とグリーンターミナル化を推進
日本郵船株式会社(以下「日本郵船」)のグループ会社であるInternational Car Operators N.V.(以下「ICO」)はこのたび、ベルギーのゼーブリュージュ港において、RORO船(注)向け陸上電力供給設備の運用を開始し、6月17日に日本郵船が運航する自動車専用船へ電力供給を行いました。RORO船向けに陸上電力の商用供給を行うのはベルギーで初の取り組みです。また、日本郵船が運航する自動車専用船が停泊中に陸上電力を利用する初の事例となります。
電力供給の様子
本プロジェクトは、ベルギーフランダース州イノベーション起業庁(VLAIO)からの支援を受けて実現しました。停泊中の船舶は、船上の発電機を停止し、ターミナルの陸上電力供給設備から再生可能エネルギー由来の電力供給を受けることができます。これにより、停泊中の船舶からの温室効果ガス(GHG)排出の削減が可能になります。なお、本設備を通じて供給される電力は、ICOがゼーブリュージュ港で運営する完成車専用ターミナルに設置された11基の風力発電設備によって発電された再生可能エネルギーです。ターミナルでは、陸上電源との接続設備を有していない船舶も本設備を利用できるよう、接続機器やケーブルなどを用意しています。本設備は現在、船舶1隻分の電力供給能力を有していますが、今後、複数隻への供給に対応できるよう、能力の拡張も可能です。
ゼーブリュージュ港ICOターミナルではこれまでにも、600基以上の電気自動車用充電設備の設置、ターミナル内への約12,600平方メートルの太陽光発電パネルの導入、1万台収容可能な自動立体駐車施設の整備などを進めており、今回の取り組みは、同港の再生可能エネルギー使用と環境負荷の低減をさらに推進するものです。ICO社Managing DirectorであるAlain Guillemynは「本投資は、持続可能で競争力のある港湾環境の実現に向けて、ICOが主導的な役割を果たすことを示すものです」とコメントしています。
日本郵船グループはこれらの取り組みを通じて、完成車ターミナルにおけるグリーンターミナル化を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
International Car Operators N.V.
(ICO)
欧州の完成車輸出入のゲートポートとしてゼーブリュージュ港やアントワープ港で完成車専用ターミナルの運営を行う。また荷役サービスだけでなく、納車前点検やアクセサリー類の取り付けなど、付加価値サービスの提供も併せて行っている。
本社:ベルギー・ゼーブリュージュ
ウェブサイト:
http://www.icoterminals.com/en
(英語サイト)
(注)RORO(Roll-on/Roll-off)船
車両や建設機械などの貨物を自走で船内へ積み込み(Roll-on)、降ろす(Roll-off)ことができる構造を持つ専用船。
以上
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