プレスリリース

奈良教育大学とウスバキトンボの共同研究を開始

航海中に位置情報収集、地球規模での生態系のつながりの解明へ

当社はこのたび、奈良教育大学とウスバキトンボの長距離移動のルートおよび移動時期に関する共同研究契約を締結しました。世界各地を航行する当社運航船を活用し、航海中に発見されたウスバキトンボを中心とした昆虫の写真や位置情報などを収集することによって、これまで未知であったウスバキトンボの海上移動の実態を明らかにすることを目的としています。企業と学術機関が連携し、世界各地を航行する多数の船舶から海上を移動するウスバキトンボの生態調査を実施することは世界で初めての試みとなります。本研究は日本国内でウスバキトンボの移動を調査している「ウスバキトンボ全国マーキング調査」(注)とも連携し、ウスバキトンボの移動の実態に迫ります。

ウスバキトンボは世界中に分布し、海を越えて移動するトンボの一種です。個体数が非常に多いことや長距離移動する習性をもつことから、各地の生態系に大きな影響を与える可能性が指摘されてきました。一方、その生態には未解明な部分が多く残されています。今回実施する海上調査は、移動時期やルート、地球規模での生態系のつながりの解明に役立つことが期待されます。すでに一部の船舶で調査を開始しており、観測データの提供を行っています。

飛翔するウスバキトンボの成虫(左)と日本郵船運航船上で観察された成虫(右)

当社グループは、サステナビリティを中心に据えた経営方針のもと、「海、地球、そして人々への恩返し」をテーマに掲げ、主体的に社会・環境の課題解決に取り組んでいます。世界の海を航行する当社のネットワークを最大限に活用し、生態系研究の新たな知見の創出に努めていきます。

(注)「ウスバキトンボ全国マーキング調査」
ウスバキトンボの翅(はね)に印をつけ、個体の移動時期やルートを追跡。これまで日本各地で100,000個体以上のウスバキトンボのマーキングを実施。市川雄太教諭(愛知県立岡崎高等学校所属)と小長谷達郎准教授(奈良教育大学所属)が代表を務める。

お問い合わせ先

日本郵船株式会社
広報グループ報道チーム
E-mail : NYKJP.ML.MEDIA@nykgroup.com

奈良教育大学 総務課秘書・広報係
TEL:0742-27-9104
E-mail:kikaku-kouhou@nara-edu.ac.jp

奈良教育大学 理科教育講座 小長谷達郎
TEL:0742-27-9197
E-mail:konagaya.tatsuro.br@cc.nara-edu.ac.jp

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