プレスリリース

燃料廃棄物から低炭素燃料を精製、独自技術を持つXFuel社と協業

新たな技術によって船舶燃料の利用効率向上へ

当社は2025年11月28日、廃棄物由来の液体炭化水素を低炭素燃料へ精製する技術を持つXFuel Limited(以下「XFuel社」)へ出資しました。当社の運航船舶から生じるスラッジ(燃料タンク沈殿物)等の燃料廃棄物をリサイクルするなど、XFuel社と協業を進めることで、既存燃料を使用した新たな脱炭素技術の発展へ貢献します。

XFuel社の独自技術であるChemical Liquid Refining(CLR)(注)は、廃棄物由来の液体炭化水素から、船舶などで使用されている高純度の低炭素燃料を高効率で生産できる画期的なプロセスです。既存燃料の廃棄物の再利用は、エンジンやインフラの改修が不要な、経済面・設備面で導入しやすい脱炭素手法として、海運業界の環境対応促進が期待できます。

当社は今後、XFuel社とのパートナーシップのもと、当社運航船舶から排出される廃棄物であるスラッジの原料としての供給、製品としての低炭素燃料の購買、さらにはサプライチェーン全般にわたる協業の機会を積極的に追求していきます。

XFuel Limited

欧州に本社を置く、低炭素代替燃料技術企業。削減が困難な輸送部門向けに、拡張可能な代替燃料ソリューションを開発している。同社の独自技術であるChemical Liquid Refining(CLR)技術は、廃棄物や残留炭化水素液体を既存のエンジンやインフラと互換性のあるクリーンな輸送用燃料に変換し、廃棄物の循環利用を支援しながら短期的な排出削減を実現する。


(注)CLR
廃棄物由来の炭化水素液体を熱化学反応により低硫黄・高品質のドロップイン燃料に変換する独自のプロセス。
CLRは以下の処理を単一プロセスで実施可能。

  • 精製(Refining):重金属や硫黄などの不純物を除去。
  • 密度・粘度の調整:燃料規格に適合するよう密度・粘度を低減し、組成を調整。
これらの工程により、混合廃棄油であっても、Marine Gas Oil(MGO)などのクリーンな船舶用燃料へと転換することが可能。さらに、プロセスの条件を調整することで、その他のクリーン燃料や油製品の製造にも対応。

以上

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