プレスリリース

当社グループ独自の安全基準「NAV 9000」を刷新

「NAV 9000 Plus」で運航船舶の安全品質をさらに向上

当社はこのたび、当社グループの運航船や船主、船舶管理会社を対象とした独自の安全基準「NAV9000」(注)を4点において進化させ、新たに「NAV9000 Plus」を策定しました。2026年4月から導入し、「伴走」と「共創」をテーマに対象者への丁寧なフォローアップを通じて、運航船舶の安全品質をさらに高めていきます。

「NAV9000 Plus」のロゴ

「NAV9000 Plus」の進化ポイント

・NYK Golden Ruleの策定
当社として「絶対に譲れない安全基準」を明文化し、全関係者が同じ価値観のもと安全を追求します。
・評価シートの導入
アセスメント結果を細分化し、図解して示すことで弱みや強みを可視化し、特性に合わせたフォローアップを実施します。
・アンバサダー制度の創設
ドライバルク、自動車専用船、LNG船、タンカーの各部署において「NAV9000 Plus」のコンセプトをよく理解したアンバサダーを任命し、船種ごとに手厚いフォローアップ体制を整備します。
・船舶管理形態に応じたアプローチの最適化
船舶の管理形態に応じ、当社グループ外の会社が管理を行う場合はアンバサダー制度を活用したフォローアップを行い、当社グループが管理を行う場合はそれに加えて会社内部へのアプローチを行うことで、最適なサポートを実現します。

「NAV9000 Plus」の進化ポイント

「NAV9000 Plus」要求事項(表紙)

NYK Golden Rule(表紙)

「NAV9000 Plus」が目指すもの

・安全意識の向上
当社グループは、安全運航の確保に向けて継続的な事故防止活動を推進し、安全文化の醸成を図っています。「NAV9000 Plus」は、一人ひとりの安全意識と行動が組織全体の安全を支えるという認識を高め、安全運航の実現を目指します。
・安全品質の強化
「安全なくして信頼なし、信頼なくしてビジネスなし」という理念のもと、今後も「伴走」と「共創」をテーマに「NAV9000 Plus」の真髄である「対話」を重ね、船舶の運航者としての立場から安全品質のさらなる強化を目指します。


(注)1998年に策定した、当社独自の安全基準。船主、用船者の関係にとらわれず、運航者として安全運航と環境保護の責任を果たすことを目的として、国際規則や荷主の要求事項、当社が蓄積してきた事故の防止策を体系化。

以上

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