プレスリリース

新造大型LPG運搬船を「LUNA PATHFINDER」と命名

当社は、8月5日に川崎重工業株式会社坂出工場(香川県)で行われた新造大型LPガス(Liquefied Petroleum Gas、液化石油ガス、以下LPG)運搬船の命名式に参加しました。本船は昨年10月に竣工した「LIBERTY PATHFINDER(リバティ パスファインダー)」に続く、当社が発注した6隻目のLPG二元燃料エンジンを搭載した LPG運搬船です。 竣工後は、世界有数のLPG事業会社である、アストモスエネルギー株式会社(東京都千代田区、以下「アストモスエネルギー」)に定期傭船され、日本国内および世界各地へのLPG輸送に従事する予定です。

式典にはアストモスエネルギーの佐藤利宣代表取締役副社長、当社常務執行役員の渡辺浩庸をはじめとする約50名の関係者が臨席し、アストモスエネルギーの佐藤副社長が本船を「LUNA PATHFINDER(ルナ パスファインダー)」と命名し、同夫人による支綱切断が行われました。

船名は、本船がアンモニアも積載可能な仕様になっていることから将来的に脱炭素への道につながるという思いを込めた「道標(Pathfinder)」に、「夜空に光をもたらす月の女神」という意味を持ち、夜の静けさや穏やかな航海を想起させる「Luna」 を頭に冠しています。

右から
4人目:当社常務執行役員 渡辺浩庸
6人目:アストモスエネルギー代表取締役副社長 佐藤利宣氏
7人目:川崎重工業株式会社 執行役員 エネルギーソリューション&マリンカンパニー 船舶海洋ディビジョン長 荻野剛正氏
9人目:アストモスエネルギー常務執行役員 事業開発管掌(兼)地域戦略管掌 栗原好宏氏

本船の特徴

本船は、重油とLPGを燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載しています。主機からプロペラにつながる軸の回転を利用して発電することにより、通常航海中にディーゼル発電機を停止させ、ほぼLPG燃料のみで航行が可能です。LPGを燃料として使用する場合、従来の重油燃料と比べて、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)が95%以上、温室効果ガス(GHG)が20%以上削減されます。
またLPGのほかに、脱炭素社会を実現するうえで注目されているアンモニアも貨物として積載することができるため、将来的に需要増加が期待されるアンモニア輸送にも対応することが可能です。

本船の概要

全長:229.90 m
型幅:37.20 m
深さ(型):21.90 m
夏期満載喫水(型):11.65 m
積載容量:86,920 ㎥

各社概要

アストモスエネルギー株式会社
本社:東京都千代田区
代表取締役社長:山中光
ウェブサイト:http://www.astomos.jp/

川崎重工業株式会社
本社:東京都港区
代表取締役社長執行役員:橋本康彦
ウェブサイト:https://www.khi.co.jp

以上

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