プレスリリース

比商船大学NTMA第14期生80名の卒業式典を開催

多様性重視の人材育成で、企業理念「Bringing value to life.」を体現する海技者に

当社がフィリピンのマニラ近郊でTransnational Diversified Group(以下「TDG」、注)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY(以下「NTMA」)は7月4日、第14期生合計80名の卒業式典を行いました。

式典には遠藤和也在フィリピン共和国日本国特命全権大使やジェロームT. パムポリナ同国移住労働者省次官補をはじめとする多くの来賓を迎え、当社代表取締役社長の曽我貴也や取締役常務執行役員の鈴木康修、TDGのJ.ロベルトC.デルガド創業者・会長らが出席し、卒業生を祝福しました。

写真前列右から
1番目 NTMA学長 ジャニュアリーS. アスンション
2番目 当社取締役常務執行役員 鈴木康修
4番目 TDG代表 ラシッドH. デルガド
5番目 在フィリピン共和国日本国特命全権大使 遠藤和也
6番目 当社代表取締役社長 曽我貴也
8番目 フィリピン移住労働者省次官補 ジェロームT. パムポリナ
9番目 TDG会長 J.ロベルトC.デルガド
11番目 NTMA理事長 ニエベスR.コンフェ
12番目 当社専務執行役員 鹿島伸浩

曽我社長は祝辞の中で「パンデミック真っただ中の2020年に入学された卒業生の勇敢な決断とこれまでの挑戦に敬意を表したい。世の中はかつてない速度で変化していますが、そんな混乱の中でも海運業は不可欠な存在です。私たちの船は、人々が日々必要とする多様な物資を運び、世界中の人々の生活を豊かにしています。これを表した当社グループの企業理念「Bringing value to life.」を航海のたびに体現してほしい」と述べ、卒業生を激励しました。

NTMAは、NYK Qualityを基にした船員育成を目指して設立されました。昨年、開校以来初の女性学長が就任し、今年で創立18周年を迎えました。女子学生を昨年初めて迎えるなど、NTMAは多様性を重視した教育と社会への貢献をめざし、同国の海事産業の発展に貢献していきます。さらに脱炭素技術や自律航行船等の技術変革が求められる今、自律的に自己を高め社会に貢献する「Transformative Leader」を育成していきます。

当社グループでは、4月に初の女性機関長が登用されるなど、海上・陸上を問わず女性の活躍の場が広がっています。今後も、NTMAでの取り組みなどを通じて、多様な人材が国際的に活躍できる教育環境を提供していきます。

左から
1番目 当社代表取締役社長 曽我貴也
2番目 2024年卒業生総代 ケルビー ラッセルJ. フェルナンデス
3番目 TDG 創業者・会長  J・ロベルトC・デルガド

卒業生のキャップトスの様子

NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要

開校日:2007年6月3日
募集定員数:1学年約 140人 航海科 70人 / 機関科 70人
総学生数:514人(25年6月時点)※女子学生の割合8%弱
累計卒業者数:1,631人(第1期生から第14期生)
職員:84人
場所:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間)
システム:3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制
理念:学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する高品質な船員教育を行う。

(注)Transnational Diversified Group(TDG)
主に物流事業、船舶の代理店業と船員供給事業、旅行業、情報通信技術などを手がける40以上の事業会社で構成されるフィリピンの複合企業グループで、再生可能エネルギーや農業、不動産などへの投資も行っている。当社とは設立時の1976年から協力関係にあり、現在はフィリピンにおける戦略的パートナーとして連携を深めている。

以上

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