プレスリリース

バルセロナ港に次世代完成車ターミナル建設へ

完全自動立体駐車場で環境配慮と高効率運営目指す

当社は5月7日に、Port De Barcelona(バルセロナ港湾局)からスペイン・バルセロナ港における27年間の完成車ターミナルの運営権を獲得しました。同港に、2027年に稼働予定の完全自動立体駐車場を建設し、再生可能エネルギー活用により環境に配慮した効率的な自動車輸送を実現します。西地中海および北アフリカ地域の自動車物流需要を取り込み、国際的な自動車物流ハブ港を目指します。

ターミナル運営権の概要

ターミナル建設予定地:スペイン・バルセロナ港
開業時期:2027年
敷地面積:101,058平方メートル
年間取り扱い台数:約180,000台(見込み)

当社グループが運営する欧州の完成車ターミナル拠点

本ターミナルの特長

①完全自動立体駐車場:
International Car Operators N.V.(注)の協力を得て完全自動立体駐車場を導入する計画です。出入り口でシステムを操作することで、これまでドライバーによる運転が必要だった駐車場での搬出入作業が自動になります。ヒューマンエラーのリスクを省人化によって低減することで安全な搬出入を実現し、コンパクトながらも高効率なターミナル運営を目指します。


②再生可能エネルギーの活用:
太陽光発電システムを導入し、年間3,211 MWhを発電予定です。電力はターミナル内で利用されます。

今後の展望

バルセロナ港でのターミナル事業拡大に加え、スペイン国内と近隣諸国における内陸保管ヤードでの蔵置や自動車部品の取り付け・点検などの付加価値サービス、物流パートナーとの協業を通じたトラック・鉄道での陸上輸送を組み合わせることで内陸も含めた物流ソリューションの展開を視野に入れています。

(注) International Car Operators N.V.(ICO社)
当社100%出資のベルギー現地法人で、ゼ―ブルージュ港やアントワープ港で完成車ターミナルを運営している。また、納車前点検やアクセサリー類の取り付けなど、付加価値サービスの提供も行っている。
本社:ベルギー・ゼ―ブルージュ
ウェブサイト:http://www.icoterminals.com/en (英語サイト)

以上

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