2025年05月09日
メタノールを燃料とする洋上風力作業員輸送船(CTV)が竣工
世界で初めてバイオメタノール燃料のみ使用、脱炭素化に貢献
当社グループで洋上風力発電関連事業を行っているNorthern Offshore Group社(以下「NOG社」)の子会社であるNorthern Offshore Services社(以下「NOS社」)が保有・運航するメタノール燃料焚きの作業員輸送船(Crew Transfer Vessel、以下「CTV」)「Transporter」(トランスポーター、以下「本船」)がこのほど竣工しました。本船はNOS社が保有していたA-Classと呼ばれる小型のCTVをメタノール燃料炊きに改造したもので、NOS社が独自に設計しました。欧州にある洋上風力発電施設での輸送に従事する予定です。
NOS社は洋上風力関連事業の脱炭素化を推進しており、本船のほかにもバッテリーハイブリッドCTVを保有・運航するなど、温室効果ガス(GHG)排出削減に取り組んでいます。CTVとしては世界で初めて、本船にバイオマスから生成されたクリーンな燃料であるバイオメタノールのみを使用して運航し、GHG削減に貢献します。
NOG社CEO David Kristenssonのコメント
「本船は世界で初めてバイオメタノール燃料のみを用いて運航するCTVです。当社はサステナビリティの面で業界の新たなスタンダードを作るべく、船隊の脱炭素化を推進しています。バイオメタノールは有力な代替燃料であり、当社がこの分野で世界初の取り組みを行い、業界をリードしていることを誇りに思います」
メタノール燃料CTV 「Transporter」
本船概要
- 座席数:24
- 全長:25.35m
- 船幅:7.6m
- 前方作業甲板面積:70m2
- 後方作業甲板面積:30m2
以上
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