• プレスリリース

再生ポリエステル繊維を使った自動車船の車体固縛ベルトの試作品が完成

日本郵船株式会社
郵船商事株式会社
株式会社レクザム

GHG排出量を約30%削減、26年度の正式導入目指す

日本郵船株式会社(以下「日本郵船」)と郵船商事株式会社(以下「郵船商事」)、株式会社レクザム(以下「レクザム」)が共同で開発を進めてきた自動車専用船で使用される再生ポリエステル繊維を用いた自動車固縛用ベルト(以下「ラッシングベルト」)の試作品が完成し、4月23日に自動車専用船での試験運用を開始しました。

試作品

3社は石油資源使用量と温室効果ガス(GHG)排出量の削減を目指して、ベルト部分に再生ポリエステル繊維を用いた自動車固縛用ラッシングベルトの共同開発契約を2022年に締結し、製品の設計から試作、性能評価を行い、完成した試作品100本が4月23日に自動車専用船「CASSIOPEIA LEADER」へ積み込まれました。同船で試験運用を行いながら、日本郵船の定める基準を満たす強度・耐久性があるかを繰り返し確認し、2026年度を目途に完成品の正式導入を目指します。

試作品を使用している様子①

試作品を使用している様子②

再生原糸を99.5%使用したこれらの試作品の製織時に排出されるGHGは、石油資源を用いて製造された既存品と比較して約28.3%削減される見込みです。この試作品を日本郵船が運航する全自動車専用船(約120隻)で使用した場合、約400トンのGHG削減が可能となる計算です。

3社は今後も性能評価と改良を繰り返し行うことで強度・耐久性を高め、自然環境への配慮と高い品質・性能を両立したラッシングベルトの開発を続けます。

各社役割
会社名 役割
日本郵船 自動車の海上輸送に関する知見の提供、製品評価
郵船商事 プロジェクト企画立案・取りまとめ
レクザム 試作品製作、ベルト制作に関する知見・技術の提供

各社概要

<日本郵船株式会社>
本社 : 東京都千代田区
代表者: 代表取締役社長 曽我貴也
ウェブサイト : http://www.nyk.com/
連絡先: 広報グループ 報道チーム NYKJP.ML.MEDIA@nykgroup.com

<郵船商事株式会社>
本社 : 東京都品川区
代表者: 代表取締役社長 梅原慎史
ウェブサイト : https://www.nyk-trading.com/
連絡先:広報室 info@nyk-trading.com

<株式会社レクザム>
本社 : 大阪府大阪市
代表者: 代表取締役社長 岡野晋滋
ウェブサイト : https://www.rexxam.co.jp/
連絡先:大阪営業所 06-6262-0871

以上

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