• プレスリリース

物流セクターのGHG排出削減に取り組むNPO法人「Smart Freight Centre」のメンバーに

海外船社や船級協会と協力しRo-Ro船のGHG排出量算定の標準化を目指す

 当社は4月23日、物流セクターにおける温室効果ガス(GHG)の削減を目指す国際的なNPO法人「Smart Freight Centre」(以下「SFC」)のメンバーに加盟しました。また、自動車専用船などのRo-Ro船(注1)によるGHG排出量算定の標準化を目的としたGlobal Ro-Ro CommunityをSFC、海外の海運会社であるWallenius Wilhelmsen、日本海事協会と立ち上げ、同日、アムステルダムで開催された最初の会議には、世界各国の船社・船級あわせて10社が参加しました。

近年さまざまな企業で、自社の製品やサービスのライフサイクルを通じた炭素排出量(カーボンフットプリント)への関心が高まっており、「輸送」に関わるGHG排出量の把握はこれらの企業にとって重要な課題です。Global Ro-Ro Communityは、海上輸送に関わるGHG排出量算定の標準モデルを策定し、公平で透明性のある炭素排出量の把握を目指します。

SFCは、オランダ・アムステルダムを拠点に、GHG排出量増加が及ぼす影響の可視化、排出削減のための提案、物流セクターにおける脱炭素化へ向けたガイドライン策定など、地球温暖化対策の推進に取り組んでいます。
またSFCは、2030年までに世界の貨物輸送に伴うGHG排出量を10億トン削減し、2050年までにGHG排出量ゼロを実現することで、世界の平均気温上昇を1.5℃以下に抑えることを目標としており、昨年当社が発表したNYK Group Decarbonization Story で目指す未来像と方向性が一致しています。

今後、Global Ro-Ro Communityメンバーと公正で透明性のある議論を通じて、GHG排出量の国際的な算定ガイダンスの策定を進めます。

詳細はSFCのプレスリリースをご覧ください。 ― Smart Freight Centre

(注1)Ro-Ro船
自動車、トラック、トレーラー、建設機械や農業機械がそのまま自走して乗り込むことができる貨物用船舶

以上

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