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日本初のLNG燃料タグボートのエンジンを船員教育機関へ寄贈

日本海事業界を担う人材育成のため次世代燃料船の実機を活用

日本郵船株式会社(以下「日本郵船」)、株式会社IHI原動機(以下「IHI原動機」)は2月、日本初のLNG(液化天然ガス)燃料タグボート「魁」(以下「本船」)のメインエンジン(6L28AHX-DF、IHI原動機が開発)の一部を国立大学法人東京海洋大学(以下「東京海洋大学」)と独立行政法人海技教育機構(以下「海技教育機構」)に寄贈し、その贈呈式が3月21日に東京海洋大学、22日に海技教育機構で行われました。贈呈式には東京海洋大学の元田慎一海洋工学部長、海技教育機構の田島哲明理事長、IHI原動機の元田徹舶用事業部副事業部長、日本郵船の黒沢敦彦燃料炭・アンモニアグループ長をはじめとした関係者が出席しました。

東京海洋大学での贈呈式
左:日本郵船 海務グループ グループ長代理 福田和彦
中央左:日本郵船 燃料炭・アンモニアグループ グループ長 黒沢敦彦
中央右:東京海洋大学 海洋工学部長 元田慎一
右:IHI原動機 舶用事業部 副事業部長 元田徹

明治丸海事ミュージアムでの展示イメージ

海技教育機構本部での贈呈式
左:IHI原動機 舶用事業部 副事業部長(営業統括) 兼 国内営業部長 小柳雅義
中央:海技教育機構 理事長 田島哲明
右:日本郵船 燃料炭・アンモニアグループ グループ長 黒沢敦彦

代表者コメント

東京海洋大学 海洋工学部 学部長 元田慎一
この度、日本郵船様、ならびにIHI原動機様のご協力により、LNGガス燃料エンジンの本邦初号機である6L28AHX-DF型のエンジン部品を譲渡賜ることができました。本学ではこれを今後展開する新技術として学生に紹介し、文字通りガスエンジン教育の「先駆け」とする所存です。関係の皆様に厚く御礼申し上げます。

海技教育機構 理事長 田島哲明
この度、日本郵船様ならびにIHI原動機様から機関科教育の一助とするため、LNG燃料タグボート「魁」で使用されていた機関の一部を頂きました。
当該部品は、四級海技士養成課程の国立館山海上技術学校及び低引火点燃料船の講習を実施している海技大学校で数少ない最新の実物教材の一つとして有効活用させていただきます。引き続き、皆さまの温かいご支援と、ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

IHI原動機 舶用事業部 副事業部長 元田徹
日本郵船様と共に、日本初のガス燃料船「魁」の弊社製エンジンの一部を東京海洋大学様と海技教育機構様へ寄贈でき、大変光栄です。
海運業を担う学生の皆様が実際に触れることで、より深い理解と学びを得ていただけることを願っています。
また、この寄贈がカーボンニュートラルへの取り組みへの関心を高め、持続可能な未来につながる一助となることを期待しております。

日本郵船 燃料炭・アンモニアグループ グループ長 黒沢敦彦
この度IHI原動機様と共に日本初のLNG燃料曳船「魁号」のエンジンの一部を東京海洋大学様ならびに海技教育機構様にご活用頂けるとの事、深謝致します。日本のLNG燃料船の普及に貢献した本エンジンが将来の日本の海運業を担う学生の皆さまの下で再びお役にたてることにつき大変嬉しく思います。日本海事クラスターの皆さまとの共創で、世界の脱炭素化の旗振りとなるべく当社としても様々な活動を続けて参る所存です。



本船は2015年8月に日本初のLNG燃料タグボートとして京浜ドック株式会社追浜工場で竣工した後、東京湾にて約8年にわたり運航されました。現在は日本郵船、IHI原動機の2社を含むコンソーシアムが2021年10月に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によって公募採択を受けた、グリーンイノベーション基金事業「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」の一環で、温室効果ガス(以下「GHG」)の排出量が更に少ないアンモニア燃料タグボートへの改造が進められています。その工事の過程で交換されたLNG燃料エンジンの一部が東京海洋大学と海技教育機構へ寄贈されました。
寄贈品は今後、東京海洋大学では越中島キャンパス内の明治丸海事ミュージアムでの展示や次世代エンジン開発の試験体として、海技教育機構では国立館山海上技術学校(千葉県館山市)と海技大学校(兵庫県芦屋市)でライセンス取得のための実訓練機器として、人材育成や技術開発のために活用されます。
2社は全国の海事教育機関との連携を通じて事業活動で得た知見や技術を共有することで、未来人材の育成を支援・促進し、日本海事産業の更なる発展を支えていきます。

以上

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