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洋上風力発電設備向け作業員輸送船の訓練プログラムで教育訓練認証を取得

「風と海の学校 あきた」の4月開所に向けた受講予約も開始

当社は秋田県男鹿市で4月開所を予定している洋上風力発電の訓練センター「風と海の学校 あきた」(以下「本訓練センター」)で実施予定の作業員輸送船(CTV)乗組員向け訓練プログラムについて、2月7日に日本海事協会から海技教育訓練認証を取得しました。CTV乗組員向けの訓練プログラムは日本で初めての試みです。



本訓練センターでは3種類の訓練を提供予定で、日本海事協会から認証を受けたのは③シミュレータによる操船訓練です。認証は教育訓練の品質管理と国際基準を満たすことを示すもので、その発行には訓練の枠組みや評価基準、講師の力量、訓練を受ける顧客の満足度と改善のプロセスも考慮されました。訓練では最新の操船シミュレータを使用し、様々な気象海象下においても船体を風車の支柱に押し付ける動きを再現し、CTVの操船で求められる高度な航行安全技術の向上を目指します。


また本訓練センターのホームページを開設し、①作業員向け基本安全訓練の受講予約を2月16日に開始しました。②船員向け基本安全訓練や③シミュレータによる操船訓練についても、順次ホームページ上で受講予約を開始します。


「風と海の学校 あきた」で提供する訓練

訓練 概要
作業員向け基本安全訓練 国際風力機関(GWO; Global Wind Organisation)が定めた基本安全訓練。(1)応急処置 (2)マニュアルハンドリング(重量物の安全な運搬) (3)火災予知 (4)高所作業 (5)海上生存技術の5訓練で構成され、風車で作業をする際の安全性を高める知識や技能を習得できる。

(1)~(4)の訓練は連携する「風力トレーニングセンター秋田塾」(運営: 東北電力リニューアブルエナジー・サービス株式会社)で実施。(5)の海上生存技術を本訓練センター(男鹿海洋高校の大水深プール)で実施予定
船員向け基本安全訓練 本船からの海中転落や遭難時の生存訓練、および船上で火災が発生した場合の消火訓練。①同様、男鹿海洋高校の大水深プールで実施予定。洋上風力発電関連以外の船員の方々も受講可能。
シミュレータによる操船訓練 男鹿海洋高校の教室内に設置する最新のシミュレータでCTVなどの操船訓練を実施予定。


2月20日に秋田県男鹿市で行われた海技教育訓練認証の授与式。
左:一般財団法人日本海事協会 執行役員 山口欣弥
右:日本郵船株式会社 常務執行役員 樋口久也

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以上

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