このたび、東京都港湾局、日本郵船株式会社、株式会社ユニエツクスＮＣＴ、株式会社三井Ｅ＆Ｓ及び岩谷産業株式会社は、大井コンテナふ頭において、タイヤ式門型クレーン（以下、「ＲＴＧ」）（注１）に燃料電池（以下、「ＦＣ」）（注２）を実装し、水素を燃料とした荷役作業を実施するため、協定を締結いたしました。本プロジェクトの成果を広く展開することで、荷役機械等の水素利用の普及促進を図り、東京港の脱炭素化を推進してまいります。

東京港における荷役機械のFC化プロジェクト

（1）東京都港湾局
（2）日本郵船株式会社
（3）株式会社ユニエツクスNCT
（4）株式会社三井E＆S
（5）岩谷産業株式会社

東京都品川区八潮二丁目5番2号
（大井ふ頭6/7号バース　日本郵船東京コンテナ・ターミナル内）

（1）荷役機械のディーゼルエンジン発電機のFC発電装置への換装
（2）荷役機械に対する水素供給体制の構築
（3）荷役機械による荷役作業の実施（荷役機械に対する水素充填を含む）

【荷役機械の換装】

【水素の供給体制】

【主な役割】

令和5年（2023年)：事前調査・計画、FC発電装置等の設計・製作 等
令和6年~7年（2024年～2025年）：FC発電装置への換装、水素を燃料とした荷役の実施、検証 等

（東京港の脱炭素化に関すること）
東京都港湾局港湾経営部　物流企画担当課長　小野澤
電話　03-5320-5528　　都庁内線　43-207
（プロジェクト全般に関すること）
日本郵船株式会社　ライナー＆ロジスティクス事業統轄本部
港湾グループ　森本
電話　03-3284-5391
（プロジェクトで使用する荷役機械に関すること）
株式会社三井E&S　物流システム事業部　営業部 山中
電話　03-3544-3906
（水素の供給に関すること）
岩谷産業株式会社　広報部
電話　06-7637-3468

注1) タイヤ式門型クレーン（RTG: Rubber Tired Gantry crane)
両端にタイヤ付きの脚を設け、地上にレールを設置しなくても走行することができるクレーンのこと

注2) 燃料電池（FC: Fuel Cell）
水素と酸素を化学反応させて、電気を発電する装置のこと