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東南アジア初、離島へ潮流発電による地産地消電源を供給

当社が参画しているシンガポールのオフグリッド域(注1)における潮流発電実証事業において、東南アジア初となる発電装置の運用が開始されます。

本実証事業は、海洋再生可能エネルギーのソリューションプロバイダーであるBluenergy Solutions社が、シンガポール本島から約14キロ離れたサトゥム島のラッフルズ灯台沖で実施するものです。
潮流エネルギーから電力を発電・供給をすることで、商用化を目指し、ひいては脱炭素社会の早期実現に寄与します。

潮流発電は年間を通じて水量・方向が安定している潮流を利用するため、発電量の予測が立てやすい非常に効率的な再生可能エネルギーです。当社は、海洋エネルギーを活用することで脱炭素社会の早期実現に貢献すべく、発電データから発電効率、蓄発電コストの試算、蓄電装置の検証等を進めます。

当社は2022年4月に低・脱炭素に向けた新しい価値創造の取り組みを対象としたブランド「NYK GREEN EARTH」(注2)を立ちあげました。
本実証事業で得られた知見を活かし、海洋再生可能エネルギーの商用化に取り組むことで、企業と社会の持続的な発展・成長とともに、新たなエネルギーバリューチェーンの構築を目指します。



日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing - ” を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。

(注1)オフグリッド域
電力会社の送電網につながっていないエリアのこと。

(注2)NYK GREEN EARTH
日本郵船のグリーンビジネスを通じた、低・脱炭素に向けた新しい価値創造の取り組みを対象としたブランド。

Bluenergy Solutions社について

シンガポールを拠点とする発電・蓄電・配電を統合した海洋再生可能エネルギーのソルーションプロバイダー。同社が独自に開発したBi-Directional構造(満潮・干潮の双方向の流れを利用して効率よく発電すること)の発電タービンは商用化に向けた段階に入っており、並列・複数設置において年間で最大1ギガワット時の電力を生産する事が見込まれるうえ、小型であるために設置場所の制約を受けづらいという特徴がある。
ウェブサイト:https://www.thebest.energy/
お問合せ:info@thebest.energy

当社の再生可能エネルギーの取り組み

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