当社は、2022年4月1日に「南アジア地域代表」（シンガポール）と「中東地域代表」（デュバイ）を新設します。同時に、南アジアおよび中東の関係各国に「国代表」を設置します。

当社では従来、米州・欧州・南アジア・東アジアの4極に、地域内のガバナンス管理と強化に特化したRegional Governance Officer（RGO）を設置していましたが、ますます変動するグローバルの事業環境のもとで、当社グループの地域戦略を深度化し、より機動的な事業展開を図るため、RGOを維持したうえで新たに地域代表と国代表を設置します。

南アジアおよび中東の「地域代表」は、それぞれ南アジア地域統轄会社の代表者、デュバイ在勤から指名され、「国代表」は、原則として当社グループの各国現地法人の代表者または当該国の駐在者から指名されます。

地域代表と国代表は、当社グループの代表として、連携して情報収集し、地域代表を通して本社トップマネジメントに地域戦略の提言を行っていきます。また、両者は地域内での当社グループの事業、および社会貢献分野の情報発信・広報活動を強化していきます。さらに、地域内における当社グループ人材の育成を進め、幹部層人材は、将来の経営幹部候補として本社と連携しながら育成を進めていきます。なお、南アジアと中東以外の地域代表・国代表については、今後順次設置していくことを検討しています。

当社グループはESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた「NYKグループ ESGストーリー」（*）を2021年2月3日に発表しました。地域代表と国代表の新設により、ますます多様化する各地域の動向やニーズをとらえ、 お客様や社会の問題解決に資するサービスを提供することで、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。