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2021年度入社式で社長が訓示  

コミュニケーションを大切に、誇りを持って働こう

本日、当社社長の長澤仁志は2021年度新卒採用社員51人〔陸上職29人、海技者22人<航海士12人(うち自社養成コース6人)、機関士10人(うち自社養成コース5人)>〕に対して以下の通り訓示を行いました。

社長訓示

皆さん、おはようございます。まずは世界中で働く日本郵船グループ5万6千人を代表しまして、皆さんを心より歓迎したいと思います。入社おめでとうございます。

さて、皆さんは当社グループの基本理念を知っていますか?
“Bringing value to life.”と言います。これは、「モノ運び」を通じて、世界経済の発展や、人々の生活の向上に貢献していこうという意味です。昨年の今ごろ、新型コロナウイルス感染症の影響で、世界中が大混乱に陥りましたが、われわれは体を張って、医療物資や生活必需品を世界中に届けました。当社グループの事業が人々の生活に必要であるということを是非誇りに思ってください。そして、その誇りを胸に、日本郵船での社会人生活をスタートしてください。

当社の設立は1885年で、明治時代の著名な実業家である岩崎彌太郎や渋沢栄一が、深く関与しています。また当社は三菱グループの源流企業の一つであり、今年で創業136周年を迎えます。このように長きにわたり存続できているのは、その時代ごとに変化する社会からの要請に応えてきたからだと考えています。明治時代であれば、日本の国際的地位の向上という当時の社会要請に対して、外航航路を切り開くことで日本の近代化に貢献してきました。戦後であれば、日本の高度経済成長を貿易面で支える大変重要な役割を担ってきました。

では現在、企業が社会から求められている要請とは一体何でしょうか?
私はその一つがSDGs、Sustainable Development Goalsだと思います。これは2015年に国連で採択された世界が持続可能な成長を続けるための目標です。これを達成するための手段として、当社ではESG経営というものを定義し、経営戦略のど真ん中に据え置くこととしました。この地球規模の課題に真正面から取り組み、皆さんと力を合わせて日本郵船グループをさらに成長させたいと強く思っています。

社会人生活をスタートするに際し、不安に感じている部分もあると思いますが、皆さんには、上司や先輩、同期だけでなく、5万6千人の仲間がいることを忘れないでください。そして、「良い仕事をする」には、コミュニケーションを大切にすることが最も重要です。社内外を問わず、積極的にコミュニケーションを図ることを心掛けてください。

最後になりますが、これまで皆さんを支えてくれた家族、友人への感謝の気持ちを忘れず、熱い気持ちで、元気に働いてほしいと思います。

以上

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