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パプアニューギニア国向け浮体式LNG貯蔵再ガス化発電設備(FSRP)の基本設計業務に参画

 当社は、千代田化工建設株式会社(以下、千代田化工)が受注した、パプアニューギニア独立国(以下、パプアニューギニア)の国営石油会社であるKumul Petroleum Holdings Limited向け、同国モロベ州の州都であるラエ市近郊で計画される浮体式LNG貯蔵再ガス化発電設備(以下、FSRP) (注1)の基本設計業務を千代田化工およびノルウェーのMoss Maritime ASと共同で遂行することとなりました。

 パプアニューギニアは、「2030年までに国民の70%に電気を供給する」という目標を掲げており、本案件はその達成に向けた重要なステップとして位置付けられています。また、今後同国で増加する工業用発電需要に対しても、環境に優しい持続可能なエネルギーを提供してGHG(温室効果ガス)削減に貢献していきます。

 本FSRPは、75MW(メガワット)規模の発電設備を搭載予定で、地元地域の送電網に電気を供給すると共に、140,000m3のLNG貯蔵設備および再ガス化設備も有するため、それらを活用して内航LNG船や海陸パイプラインを通じて地元地域へLNG・ガスを提供することも可能になります。


当社エネルギー輸送事業のバリューチェーン

※赤枠が今回参入するFSRP

当社グループは中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”においてESG課題と経営戦略の統合を掲げ、事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めており、今回のFSRP事業への参画はその一環です。当社グループは変化するエネルギー需要に対応すべく、引き続きエネルギーバリューチェーン全域で幅広いサービスを提供することを目指し、持続可能な社会の実現に向けた活動を推進します。

(注1)Floating Storage Regasification and Power Generation(FSRP)
LNGの貯蔵が可能で、且つ洋上でLNGを再気化し、発電して陸上へ供給することができる。また、貯蔵しているLNGを小型船に積み出すことも可能で、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力も持つ。

各社概要

<千代田化工建設株式会社>
本社:神奈川県横浜市
代表取締役会長 CEO:大河 一司
ウェブサイト: https://www.chiyodacorp.com/jp /

<Kumul Petroleum Holdings Limited>
本社:パプアニューギニア ポートモレスビー
Chairman of the Board:Dr. Benedict Yaru
ウェブサイト:http://kumulpetroleum.com/

<Moss Maritime AS>
本社:ノルウェー ライサーカー
CEO:Ida Husem
ウェブサイト:http://www.mossww.com/

以上

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