• プレスリリース

ブラジル・ペトロブラス社向け4基目のFPSO事業に参画

~海洋資源開発事業における安定型収益のさらなる積み上げ~

当社は三菱商事株式会社(以下三菱商事)とともに、SBM Offshore社(以下SBM)が本年6月にブラジル国営石油会社Petróleo Brasileiro S.A.から受注したFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備、注1)1基の長期用船およびオペレーション・メンテナンス・サービス事業に出資参画する契約を締結しました。用船期間は22.5年間です。

当社は今回初めてFPSOのEPC (Engineering, Procurement and Construction、設計、資材調達および建造)フェーズに技術者を派遣し、新分野での技術習得を図ります。また既に出資参画している3基同様、陸上操業事務所に人員を派遣して操業にも携わります。

本FPSOは船体の建造および船上プラント機器の搭載工事を終えた後、「FPSO SEPETIBA (セペティバ)」と命名され、2022年に竣工後、ブラジル沖合のMero油田(注2)に投入される予定です。

当社グループは中期経営計画〝Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green” で掲げた事業戦略に基づき、今後も拡大が見込まれる海洋資源開発事業において、これまで培ってきた特殊技術を活用しさらなる長期安定型収益を積み上げます。

FPSO(Cidade de Saquarema)の参考写真
Copyright SBM Offshore


<「FPSO SEPETIBA」概要>
原油生産能力 18万バレル/日
ガス生産能力 1,200万立方メートル/日
原油貯蔵能力 140万バレル
水注入処理能力 25万バレル/日
係留方式 スプレッド・ムアリング方式
出資比率    SBM 64.5% 三菱商事20% 当社15.5%

用船期間    22.5年間




(注1)FPSO
Floating Production, Storage & Offloading Systemの略。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備。海底油田から産出されたばかりの原油から固形物、水、気体を除去して商品品質の原油として貯蔵し、出荷単位量になったところで輸送シャトルタンカーへの払出しを行う。

(注2)Mero油田
リオデジャネイロ沖合約200km、水深2,000メートルに位置する海底下約5,000メートルのプレソルト層(岩塩層直下の層)にある大型油田。
Petróleo Brasileiro S.A.(40%)、Shell Brasil Petroleo LTDA(20%)、Total E&P do Brasil LTDA(20%)、CNOOC Petroleum Brasil Ltda(10%)、CNODC Brasil Petroleo e Gas LTDA(10%)から組成されるコンソーシアムが権益を保有している。


<三菱商事株式会社>
本社:東京都千代田区
代表取締役社長:垣内 威彦

<SBM Offshore社>
本社:オランダ
CEO:Bruno Chabas

以上

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