TOTALとシャトルタンカーの長期定期用船契約を締結

~ブラジル沖油田向け、最長15年間~


当社が50%出資するKnutsen NYK Offshore Tankers AS(以下KNOT、注1)は、フランスに本部を置く石油・ガスメジャーTOTALとシャトルタンカー(注2)1隻の定期用船契約を締結しました。用船期間は2021年から最長15年間です。

本契約はブラジル周辺海域で産出される原油のシャトル輸送を目的として、中国のCOSCO舟山 (Zhoushan)造船所で建造される高性能のダイナミック・ポジショニング・システム(動的定点保持システム)を搭載した15万2千重量トン型スエズマックス・タンカーを投入する予定です。

本船の竣工後、KNOTグループ傘下のシャトルタンカーは発注残を含め、合計で32隻となりました。

当社グループは中期経営計画〝Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green” で掲げた事業戦略に基づき、シャトルタンカー事業をはじめ、今後も引き続き世界各地で海洋事業を展開し、安定的かつ経済的なエネルギー輸送に貢献します。



(注1)Knutsen NYK Offshore Tankers AS(クヌッツェンNYKオフショア・タンカーズ社)
当社がKnutsenグループの親会社TSSI(TS Shipping Invest AS)と共同出資しているシャトルタンカー船社で、グループの船隊規模は世界シェアの約4割(発注残、ロシア内航除く)を占める。
本社:ノルウェー・ハウゲスン

(注2)シャトルタンカー
別名フローティング・パイプライン(Floating Pipeline)とも呼ばれ、海底油田上にあるFPSO(Floating Production, Storage and Offloading System、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)などから洋上で定点保持したまま原油を積み込み、陸上にある石油精製・貯蔵基地までピストン輸送するためのタンカー。

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。