三井物産キャメロンLNGプロジェクト向けの新造LNG船を「Marvel Crane」と命名

 当社が三井物産株式会社(以下三井物産)とキャメロンLNGプロジェクト向けに長期定期用船契約を締結している新造液化天然ガス(LNG)運搬船の命名式が2月21日、三菱重工業 長崎造船所香焼工場(長崎県長崎市)で行われました。

 式典では三井物産の加藤広之顧問が本船を「Marvel Crane」と命名し、同ご令室による支綱切断が行われました。当社からは代表取締役・副社長経営委員の長澤仁志らが出席しました。

 本船は昨年竣工した「Marvel Falcon」に続き、当社と三井物産が長期定期用船契約を結ぶ同プロジェクト向け2隻目のLNG船です。本年3月28日に竣工後、当社グループ会社の船舶管理の下、最長25年間(延長オプションを含む)にわたり主に米国ルイジアナ州で生産されるLNG輸送に従事します。

 本船の貨物タンクは、LNGの積載効率を高める為、上部が下部より膨らんだリンゴ形状のタンクを採用しております。また、推進機関には高効率再熱舶用蒸気タービン機関と2元燃料ディーゼル電気推進機関を組み合わせたハイブリッド2軸推進方式STaGE (Steam Turbine and Gas Engines) を採用し、燃料使用量と二酸化炭素(CO2)排出量の削減を実現します。

 当社グループは、中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”で策定した事業戦略に基づき、長期契約などの運賃安定型事業を積み上げるとともに、今後も環境に優しいLNGの安定供給に貢献します。

前列左から6番目 三井物産 加藤広之顧問
前列左から5番目 当社副社長 長澤仁志

「Marvel Crane」

<本船概要>

(1)全長:293.0メートル
(2)全幅:48.94メートル
(3)総トン数:142,500トン
(4)主機関:STaGE (Steam Turbine and Gas Engines)
(5)積載容量:177,000m3
(6)建造造船所:三菱造船株式会社
(7)船籍:シンガポール

<三井物産株式会社>

本社:東京都千代田区
代表取締役社長:安永竜夫

<関連リンク>

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。