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三井住友銀行の環境配慮評価融資で3回連続最上位評価を取得

2013年2月12日


NYK Super Eco Ship 2030

 当社は、株式会社三井住友銀行(國部毅頭取)の「SMBC環境配慮評価融資」(注1)において、3回連続での最上位評価を取得しました。
 
当社は環境問題を経営上の最重要課題の一つととらえ、中期経営計画「More Than Shipping 2013」で「2015年度までに2010年度比較で燃料消費効率を10%向上」という明確な目標を掲げております。今回、この目標達成に向けたさまざまな取り組みが同融資の評価基準である「環境マネジメント」「環境ビジネス」「環境保全対策」「環境負荷の把握」のいずれの面でも非常に高い水準であると判断され、特に、「環境マネジメント」では最高水準であると評価されました。


空気潤滑システム搭載バルクキャリアー"SOYO(双洋)"

当社グループは、船舶の燃費効率向上のための新たな環境技術のひとつとして、独自のブロア式空気潤滑システムを開発。モジュール運搬船2隻に搭載した後、世界初の主機掃気式空気潤滑システムを開発し石炭運搬船へ搭載しました。さらに環境保全対応として、海上ブロードバンド通信装置をコンテナ船全船に導入することを決定し、運航に関わるさまざまな情報を船陸間でリアルタイムに共有することで、運航中の燃料消費量と二酸化炭素(CO2)を削減する最適経済運航プロジェクト「IBIS」の取り組みを行っています。ここで得た知見やノウハウは順次展開し、船種や条件に応じた最適運航の追求を実践しています。

また国内外グループ会社及び傭船を含む約800隻の運航船を対象にISO14001認証を取得、他社では類を見ないグローバルな環境マネジメントシステムを構築し、より広範・正確な環境負荷データの把握・開示に努めています。さらに今年度は、事業活動全般で発生するCO?排出量を幅広く算出する新基準「スコープ3」(注2)を採用、海運会社として世界で初めて第三者機関から適正との保証書を取得しました。さらに、「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」(CDP)(注3)の2012年調査では、海運・物流業界としては最高得点の国内企業として評価されました。
 
当社グループは、今後も環境先進企業として、常に新たな環境取り組みを推進していきます。
 
(注1)「SMBC環境配慮評価融資」
株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所(藤井順輔代表取締役社長)が作成した独自の環境配慮評価基準に基づいて企業の環境配慮状況を評価し、評価結果を「簡易診断」のかたちで企業に提供するとともに、同評価の結果に応じた融資条件の設定を行う商品。
 
(注2)「スコープ3
温室効果ガス(GHG: Greenhouse Gases)排出データの国際的な算定・開示基準であるGHGプロトコルが公表したGHG算定・報告に関するスタンダード。排出源から発生しGHGの直接排出となる範囲を「スコープ1」、電気・蒸気・熱等の使用に伴うGHGの間接排出である範囲を「スコープ2」とするのに対し、原料調達、製造、使用、廃棄、流通や営業活動など社外の関連活動からの間接排出を「スコープ3」と定義する。
 
■当社のスコープ3詳細は以下URLよりご覧になれます。
2012720日 ニュースリリース
海運業界で世界初、GHGプロトコル“スコープ3”まで対応-温室効果ガス排出データを第三者検証、保証書を取得-
https://www.nyk.com/release/1960/NE_120720.html
 
(注3)「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」(CDP
企業や都市の重要な環境情報を測定・開示・管理・共有するための唯一のグローバルシステムを提供している国際非営利団体(NPO)。GHG排出量、気候変動および水についてのリスクと機会の評価に関する企業からの情報を収集するため、合計で78兆米ドルの運用資産を有する655の機関投資家を代表して活動している。
 
■参考:
2012111日 ニュースリリース
海運・物流業界では最高得点で唯一、先進企業に2部門同時選定-CDP 2012 ジャパン500-
https://www.nyk.com/release/1960/NE_121101.html
 
 
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。