次世代型自動車専用船建造の件

2012年10月15日

　当社は今般、三菱重工業株式会社殿技術協力のもと今治造船株式会社殿で2隻を、また株式会社新来島どっく殿で2隻と、計4隻の次世代型自動車専用船の建造を決定いたしました。竣工は2014年から2015年の予定です。

今回の新造整備は当社中期経営計画「More Than Shipping 2013」に於ける投資計画に沿ったもので、当社自動車船ではリーマンショック後初の建造決定となります。

当社では世界的な自動車輸送需要は新興国を中心に今後も堅実に伸びると見ており、今般の新造船は2014年秋に予定されているパナマ運河の拡幅を見越した、いわゆるOVER PANAMAX船型となっています。本船の幅は従来の自動車船に比して2～3メートル広くなっていますが、最新の省エネ技術を搭載することにより、従来の船型と比して完成車1台当たりに換算して約30%の燃費性能の向上が見込まれています。

当社は今後とも、新設計の開発等、ハード面の品質強化にも積極的に取り組むことで環境への配慮とともに競争力を高め、サービスの更なる向上に努めてまいります。

本船の概要は以下の通りです。

・全長 200m未満

・全幅 35－36m

・積み台数約7,000台

・ランプ強度船尾ランプ150㌧、船側ランプ20㌧

以上

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