震災被害の大船渡港へハーバークレーンを輸送
―荷役体制の復旧で、来年3月コンテナ定期航路サービス再開へ―
2012年9月26日

本船INABAの揚げ荷役の様子
当社グループの日之出郵船株式会社が所有する在来船「INABA」が、ベルギーのアントワープ港で船積みした自走式ハーバークレーン1基を9月21日、岩手県大船渡市の大船渡港にて、揚げ荷役を行いました。
大船渡港は、2011年3月に起きた東日本大震災の津波の影響により、コンテナターミナルで使用していた自走式ハーバークレーンなどの荷役機械が水没して以来、荷役作業が行うことができず、同港へのコンテナ定期航路サービスは休止された状態が続いています。
大船渡港では、来年3月には2年ぶりにコンテナ定期航路サービスの再開を見込んでおり、1時間あたり20本前後(20フィートコンテナ換算)の荷揚げ能力を有するハーバークレーンの稼働には、大船渡国際湾港ターミナル協同組合をはじめ地元港湾局や自治体も大きな期待を寄せています。来年3月のサービス再開に向け、地元港湾局や自治体は今回本船で輸送したハーバークレーンの調整や試運転などの準備を進めていきます。
当社グループは、今後も被災地の復興と活性化に貢献していきます。
<本船概要>
全長: 147.2m
載貨重量トン:20,145.61トン
船籍: パナマ
建造年: 2008年
積荷: 自走式ハーバークレーン
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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