ロシアの完成車物流会社に51%出資
―旺盛な輸送需要に対応、海陸の総合物流サービス強化へ―
2012年9月20日
当社は、このほどロシアの完成車輸入販売最大手であるROLFグループ傘下の物流会社であるROLF SCSに51%出資する合弁契約を締結しました。9月19日、ロシア・モスクワで行われたセレモニーには、ROLFグループの最高経営責任者(CEO)イーゴリ・サリータ氏(Mr. Igor Salita)および当社代表取締役社長の工藤泰三らが出席しました。
ロシアでは自動車産業が急成長を遂げており、複数の自動車メーカーがロシアへの新規進出や工場増設を計画しています。当社は、同国の旺盛な輸送需要に対応するため、ロシア内陸物流に強みを持つROLFグループと共同で、海上輸送から内陸物流まで総合的な輸送サービスをお客さまに提供していきます。
【ROLF SCS概要】(元の名称を引続き使用)
出資比率: 日本郵船51%、ROLFグループ49%
資本金: 9.3億ロシアルーブル(約22億円)
本社所在地: ロシア・モスクワ
事業内容:
① 完成車の内陸輸送
② モスクワ、サンクトペテルブルクにおける完成車内陸ターミナルオペレーション
③ サンクトペテルブルク港、ザルビノ港におけるターミナルオペレーション
④ PDI(*1)、通関手配等の付加価値サービス
(*1)PDI:Pre-Delivery Inspectionの略。完成車の納品前点検・補修・部品補給サービス。
■ROLFグループ
ロシアにおける完成車輸入販売最大手の1つ。1991年創業。完成車の輸入、内陸物流、販売、オートローン等の金融事業を行っており、主なグループ会社には、完成車輸入会社ROLF Import、スペアパーツ配送会社We Love Parts、完成車内陸物流会社ROLF SCS、販売・金融会社ROLF Retailがある。
■ROLF SCS
ROLFグループ傘下の完成車内陸物流会社。自社トレーラー(保有台数約300台)と協力会社によるトレーラー輸送事業をメインとする。このほか欧州側サンクトペテルブルク港ペトロレスポルト(PLP: Petrolesport)ターミナルや極東ザルビノ港におけるターミナルオペレーション、鉄道フォワーディング業務等の総合的な物流サービスを展開。
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。