社員参加による活動:最近のトピックス

ラオス・バングラデシュでパラスポーツへの取組み意義を発信

広報グループ社会貢献チームの田口亜希*が、2020年3月初旬、パラリンピアンとして初めて外務省が行っている「日本ブランド発信事業**」に参加し、ラオスおよびバングラデシュを訪問しました。パラリンピックの浸透が浅い両国で、関係者への講演やパラアスリートとの交流を通じて、パラリンピックの開催意義や社会にもたらすレガシーについて発信、共生社会の実現に向けた普及・啓発活動を行いました。

  • *田口亜希:客船「飛鳥」のパーサーとして勤務していた25歳のとき脊髄の病気で車いす生活となる。その後、射撃でアテネ大会より3大会連続でパラリンピックに出場。現在は自身の体験を踏まえ、パラスポーツを通じた共生社会の実現、心のバリアフリーなどをテーマにした講演や提言活動を行っている。
  • **日本ブランド発信事業:日本の多様な魅力を海外に発信し、日本のブランド力を向上させるための活動

パラリンピアンを支える義肢装具士の講演会を開催

2020年2月、義足作りの第一人者である臼井二美男氏(財団法人鉄道弘済会)の講演会を本店で開催しました。パラアスリートの活躍を支える臼井氏が義肢装具士を志したきっかけ、手作りの難しさ、障がいを持つ子どもが義足で走る陸上クラブの運営まで、幅広い活動について伺いました。会場では義足歩行体験会も実施し、参加者からは「義肢装具士の努力と技術の発展が多くの人に希望を与えている」などの感想が寄せられました。

外貨コイン仕分けワークショップを開催

2019年12月、認定NPO法人日本ハビタット協会の方を招いて、外貨コイン仕分けワークショップを開催しました。同協会は国連ハビタットと共に、貧困・紛争・災害などにより悪化した居住環境を改善し、人々が安全で安心して暮らせるまちづくりを支援しています。仕分けたコインは、日本円もしくはUSドルに換金後、支援活動に生かされます。参加者からは「使用してない外貨コインで協力できることを知る良い機会になった」などの声がありました。

海図封筒作成ボランティア

2019年4月より、不要となった海図を利用した封筒作成ボランティアを社内で開始しました。完成した封筒は日本点字図書館に寄贈し、視覚障害者用具・点字図書の郵送に活用されます。海図封筒の作成にあたっては、同活動を2015年より継続している当社グループの三菱鉱石輸送(株)より、そのノウハウを習いました。