Digitalization and Green

Digitalization and Greenの考え方

当社グループは、2018年3月に中期経営計画”Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”を発表しました。タイトルにある”Digitalization and Green” (D & G)は、当社グループが生き残っていくために向かうべき道であり、グループを挙げてこれを推進していきます。

Digitalization推進には、同業他社はもちろんのこと他業界とのコラボレーションが重要であり、ソフトを活用し、事業の差別化を図ります。当社グループのDigitalizationの代表例は、2008年に開発した運航データをリアルタイムで収集・解析できるシステム「SIMS」(シップ・インフォメーション・マネジメント・システム)です。
蓄積した大量の運航データをいずれはAI(人工知能)を使って解析し、航行時の危険や不具合の予知に活用していきます。将来の有人自律運航船にもつながると考えています。

Greenについては、3つの側面で取り組みます。

  1. 12020年のSOx排出規制をはじめとする環境規制への対応
  2. 2CO2排出量の削減推進
    省エネ・燃費改善にも直結する運航とハード(船体)の両面で効率化を推進
    (以下関係図ご参考)
  3. 3グリーンビジネスの推進
    風力発電、バイオマス、水素に着目
    ベルギー・ゼーブルージュ港の完成車ターミナルで、2019年から風力発電事業を開始する予定

“Digitalization”と“Green”をキーワードに新たな価値創出

「きらり技術力」による差別化

前中期経営計画で掲げたテーマ「きらり技術力」。当社グループは、グループ全体の「きらり技術力」を結集して、他社との差別化を図り、さらなる企業価値向上を図ります。

きらり技術力スタートアップ支援制度

当社グループ各社の「きらり技術力」の発掘・育成、および新規事業に挑戦できる環境づくりを目的に、2014年に「きらり技術力育成ファンド」を創設、2017年8月より「きらり技術力スタートアップ支援制度」と改称し活動を継続しています。これまでの応募総数72件のうち、約1割の案件を支援しています。
事業化支援案件の第一号として、2016年3月に、海運・物流分野における次世代ソリューションの開発・提供を目的とするSymphony Creative Solutions Pte.Ltd. (SCS社)を、当社、(株)MTI、(株)NYK Business Systemsならびに(株)ウェザーニューズ、(株)構造計画研究所と共同でシンガポールに設立しました。SCS社は、出資各社の現場力・技術力・ネットワークを活用し、スピード感を重視しながら、高度化する物流現場の課題に対応できる革新的ソリューションの開発を進めていきます。IoTの普及により、ますます差別化が困難になる中で、お客さまのニーズを敏感に取り込み、付加価値のあるサービスを創造するプロジェクトや取り組みを、今後も支援しています。

きらり技術力スタートアップ支援制度事例
ダイバーによる水中船底清掃

郵船ナブテック(株)が長年培ってきたノウハウを活用して機器の改良を行い、当社ドライバルク輸送品質グループと協力して、海外でも当社基準に合った船底清掃を可能にすべく活動しています。他船種への展開や燃節対応の迅速化にもつながる取り組みであることから、当社グループの競争力向上につながると評価し、機器改良の知財化や現地での船底清掃業者の選定・交渉の支援を行っています。