当社グループ参画プロジェクト、新たに4件が国土交通省の補助対象事業に
~計7事業が「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」に選定~
2009年12月21日
当社グループが進めている技術開発プロジェクト4事業が、5月29日に引き続き国土交通省の平成21年度「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」の補助対象事業に選定されました。選定された事業概要は以下の通りです。
■「本船性能モニタリングシステムの開発」
事業者:日本郵船株式会社、株式会社MTI、郵船商事株式会社、川重テクノサービス株式会社
CO2の排出を削減するためには無駄のない船舶の運航が必要不可欠です。当プロジェクトでは、船陸一体となった効率的な運航の基盤となる運航モニタリングシステムを開発します。このシステムは船の状況を陸上で正確に把握し一定の基準に基づいて適切な船速を船に連絡します。また、波浪、船体運動のより精密な計測をし、それらが船の推進性能に与える影響を把握することも目的としています。
■「ハイブリッドターボチャージャーの船舶実用化技術の開発」
事業者:日本郵船株式会社、株式会社MTI、ユニバーサル造船株式会社、三菱重工業株式会社
2011年竣工予定のケープサイズばら積運搬船に、船舶用として世界初のハイブリッド過給機発電システムを搭載し、その効果を検証します。この発電システムは低速ディーゼル主機関に搭載の過給機(*1)に内蔵された小型の高速発電機と電力周波数変換装置から構成され、通常航海中に必要な船内の全電力を供給することができます。このため、通常航海中ではディーゼル発電機を運転する必要が無くなり、燃料とメンテナンスコストの削減及びCO2の削減効果が見込まれます。
■「気象・海象の周期的外乱に対する負荷変動安定化装置の開発」
事業者:日本郵船株式会社、株式会社MTI、寺崎電気産業株式会社
船舶の燃料消費量はメインエンジンが気象・海象の影響を受けることで変動します。当プロジェクトでは負荷変動を平準化することによってメインエンジンの燃料消費量を削減することを目的とし、可変ピッチプロペラ(*2)及び軸発電機モーター(*3)の新たな制御方式の開発を行います。
■「大容量ニッケル水素電池を用いた外洋航海船向け二次電池の利用技術の研究開発」
事業者:株式会社川崎造船、川崎重工業株式会社、日本郵船株式会社、株式会社MTI
船舶からのCO2排出を削減するために、ディーゼル発電機から排出されるCO2に着目し、既存のディーゼル発電機と大容量・新型ニッケル水素電池(川崎重工業製ギガセル®)を組み合わせたハイブリッド給電システムを開発します。また、実証試験装置を自動車運搬船に搭載しての実海域での試験を計画しています。
当社グループは地球温暖化の抑制に向けて、今後も技術革新をすすめていきます。
(*1) 主機排ガスエネルギーを利用し、主機燃焼に必要な空気を主機に圧送する装置
(*2)プロペラ翼の角度を変えられるプロペラ。固定ピッチプロペラでは、船速は主機回転数によって調整されることに対し、可変ピッチプロペラでは、プロペラ翼の角度を変えることで船速を調整することができる。
(*3) プロペラを駆動する主軸に直結された発電機兼モーター。主機負荷に余裕がある場合は発電を行い、主機負荷に余裕がない場合は、モーターにより加勢する。
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
