日本郵船と鹿島道路、新滑り止め材を共同開発
~全方向に効果、新造自動車専用船から実用化~
2009年11月16日
日本郵船株式会社
鹿島道路株式会社
KSグリップを採用した自動車専用船 船倉内スロープ
日本郵船株式会社(本社:東京都千代田区 社長:工藤泰三)と鹿島道路株式会社(本社:東京都文京区 社長:滝田裕久)は、自動車専用船の船倉内のスロープ注1とセンターランプ注2に新しい滑り止め材(商品名「KS グリップ」)を共同で開発しました(特許出願中)。日本郵船は株式会社新来島豊橋造船で建造し、11月13日に竣工した自動車専用船「Pleiades Leader」(プレイアデス・リーダー)から「KSグリップ」を採用し、実用化を開始しました。
自動車専用船の船倉内スロープは、これまで網目状の鉄鋼版であるエキスパンドメタルで滑りを防止していましたが、滑りを止める摩擦抵抗が一方向にしか効かず、雨天時の自動車荷役の走行中に滑る可能性がありました。「KS グリップ」は、豊富な特殊舗装の施工実績を持つ鹿島道路の技術を生かし、全方向に対し一定の滑り止め効果を発揮する特長を実現しました。自動車専用船は数千台も積載することがあり、荷役中に大きな負荷がかかりますが、優れた耐久性を持つことも約2年間の実証実験で確認しています。
KSグリップを採用した自動車専用船「Pleiades Leader」
同製品は、波にもまれたときなどの船体の歪みに対しても柔軟でひび割れを起こす可能性は極めて低く、さらに表面に特殊なコーティングを施すことで、ほかの類似商品に比べて滑り止め材が飛散する可能性は極めて低いものとなっています。
有色の「KS グリップ」を使用すれば、船倉内スロープなどの走行路を色で明示することができ、荷役作業者の安全な荷役に向けた船内環境の向上につながることになります。
日本郵船は、新造自動車専用船に順次「KS グリップ」を導入し、荷役事故防止に力を入れてまいります。
注1)スロープ
多階層構造である自動車専用船の各階層をつなぐ傾斜面
注2)センターランプ
自動車専用船の船体中央部にある岸壁と本船をつなぐ架け橋
本件に関するお問い合わせ先:
鹿島道路株式会社経営企画部
担当: 黒川徹也
日本郵船株式会社広報グループ
担当: 古川陽子
Tel: 03-3284-5195 Fax: 03-3284-6382
E-mail: yoko_furukawa@jp.nykline.com
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