1. ホーム
  2. ニュースリリース
  3. 2009年
  4. メンブレン型LNG船の荷役計算ソフトウェアを開発
 
 

メンブレン型LNG船の荷役計算ソフトウェアを開発

2009年6月11日

   当社グループ会社のNYK LNG シップマネージメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野昭雄)と株式会社エス・イー・エー創研(本社:長崎県佐世保市、代表取締役:松尾晃)は、このほどメンブレン型(*1)LNG船向けの荷役計算ソフトウェア“LNG Cargo Shift Calculation For Emergency Departureを開発しました。

メンブレン型LNG船は、荷役中に強風や地震、火災などの緊急事態発生により即出港を余儀なくされた場合、タンク内にある液化天然ガスの量によっては、スロッシング(*2)によるタンク損傷リスクがあります。両社は、昨今、メンブレン型LNG船が急増していることを受け、緊急事態発生時のタンク損傷を防ぐため同ソフトウェアの開発に取り組んできました。
 
同ソフトウェアは、荷役中の現積荷量においてスロッシングによるタンク損傷リスクがあるかどうかを液レベルから瞬時に判断し、リスクがある場合には安全な積荷パターンを提示します。さらに、そのパターンに調整するための液化天然ガスのタンク間移送にかかる所要時間も瞬時に計算し表示することができます。安全な積荷パターンの検出や所要時間が容易に計算できるため、緊急時における計算時間負荷が減る上、計算ミス、判断ミスに起因する重大事故を未然に防ぐことができます。
 
今後は、NYK LNGシップマネージメント株式会社及びその姉妹会社である NYK LNG Shipmanagement (UK) Ltd.で管理しているメンブレン型LNG船12隻(2009年6月現在)に順次導入していきます。
 
当社グループは引き続き、新たな技術を導入し船舶の安全運航に力をいれてまいります。
 
 
(*1)LNG船にはメンブレン型とモス型の2種類の船型があります。メンブレン型はステンレスやインバー鋼と呼ばれる特殊な合金を内壁に張った立方形のタンクを持つ船型で、モス型はアルミ合金でできた球形のタンクを持つ船型です。メンブレン型はタンクの構造から、船体の動揺によってタンク内の液化天然ガスが激しく揺れ、内壁を損傷させるリスクを持っています。
 
 (*2) 船体の動揺により液化天然ガスがタンク内で激しく移動すること。
                                                                               以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。