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ブラジル沖で3隻目のFPSOが原油生産を開始
-技術者を派遣し知見・ノウハウを蓄積-

2016年7月20日

当社が合弁会社を通じてブラジル沖BM-S-11コンソーシアム(注1)向けに投入した3隻目のFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)(注2)(船名 「FPSO Cidade de Saquarema」)が、7月にプレソルト層油田で原油生産を開始しました。

当社と三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区)による合弁会社(当社48.72%、三菱商事51.28%)と、SBM Offshore社(オランダ)、Queiroz Galvão Óleo e Gás社(ブラジル)の3社が共同で合弁会社を設立し本FSPOを保有し、開発オペレーターであるブラジル国営石油会社Petróleo Brasileiro S.A.(「ペトロブラス社」)向けに 20年間の長期用船と操業を請け負うオペレーション・サービスを提供していきます。

当社は、「FPSO Cidade de Paraty」(注3)と同様に、技術者を本FPSOプロジェクトへ派遣し、FPSO事業に関する知見・ノウハウの蓄積に努めていきます。

当社グループは、中期経営計画“More Than Shipping 2018~Stage2 きらり技術力~”で策定した事業戦略に基づき、これまで培ってきた特殊技術を活用し、今後も拡大が見込まれる海洋資源開発事業への取り組みを進めていきます。

<FPSO概要>
原油生産能力 15万バレル/日
ガス生産能力 600万立方メートル/日
原油貯蔵能力 160万バレル
水注入処理能力 20万バレル/日
係留方式 スプレッド・ムアリング方式

 

 (注1)ブラジル沖BM-S-11コンソーシアム
ブラジル沖に位置するBM-S-11油田鉱区を保有するコンソーシアムであり、Petróleo Brasileiro S.A.(65%)、BG E&P do Brasil LTDA(25%)、Petrogal Brasil LTDA(10%)で構成される。

(注2)FPSO
Floating Production, Storage & Offloading Systemの略。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備。海底油田から産出されたばかりの原油から固形物、水、気体を除去して商品品質の原油として貯蔵し、出荷単位量になったところで輸送シャトルタンカーへの払出しを行う。

(注3)「FPSO Cidade de Paraty」
2013年6月にブラジル沖ルラ油田で操業を開始したMB-S-11コンソーシアム向けのFPSO。

<参考リンク>
1.  2011年7月15日発表:日本郵船と伊藤忠商事、ブラジル・ペトロブラス社向け超大水深プレソルト層生産用FPSO事業に参画
https://www.nyk.com/release/1413/NE_110715.html

2.  2013年6月12日発表:ブラジル沖FPSO事業にて原油生産を開始
https://www.nyk.com/release/2447/002659.html

3.  2013年7月17日発表:ブラジル・ペトロブラス社向けFPSO 2隻を受注
―超大水深プレソルト層油田開発で計3隻に―
https://www.nyk.com/release/2447/002714.html

4.  2016年3月1日発表:ブラジル沖で2隻目のFPSOが原油生産を開始
―技術者を派遣し知見・ノウハウを蓄積―
https://www.nyk.com/release/4207/004268.html

以上
 

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。